駿河海岸保全事業 |
〔 有脚式離岸堤による整備効果 〕 | |
駿河海岸では室戸台風(昭和36年9月)を契機に昭和39年より、計画的な海岸侵食・高潮対策が進めてきた。 しかし、河川からの流出土砂の減少や港の整備に伴い、海岸は著しく侵食された。新たな海岸保全対策とし て、環境保全意識の高まりの中、人間だけでなく様々な生き物に優しい海岸保全事業の推進が望まれ、昭和62年より全国に先駆けて有脚式離岸提を設置してきた。有脚式離岸提は消波性能が高く、静穏な海域を創成し、堆砂効果と集魚性に優れた漁礁効果を十分に発揮し、新たな沿岸域の創出が図られている。 |
《 有脚式離岸堤の整備による海浜変化 》
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《 有脚式離岸堤による堆砂効果 》
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《 有脚式離岸堤設置に伴う漁礁効果 》
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砂レキ海岸に有脚式離岸堤を設置することにより、もともと生息していた砂浜性魚の他に回遊性魚や岩礁性魚が、離岸堤を住み家、餌場、休憩場、隠れ場として利用している。
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《 有脚式離岸堤で育つ生物たち 》
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