海岸保全施設の種類と役割


湾岸保全施設の種類


●海岸保全施設の役割

 根固工
堤防前面の砂浜の洗掘を防止するために設けられる構造物です。

 消波工
波のうちあげ高、越波、しぶき、波力などを減少させる目的で、堤防又は護岸などの前面に設置される構造物です。

 消波堤
波打ち際付近にブロックを設置し、波のエネルギーを弱め、砂浜の後退を防ぐための構造物。

 人工リーフ
サンゴ礁のもつ消波機能を模倣して越波の軽減や海浜の安定化を図る消波構造物。
    
 突 堤
海岸侵食を防止するため、海岸線からほぼ直角方向に、沖側に向かって突き出して設けられる構造物です。

 離岸堤
海岸侵食を防止するだけでなく、より積極的に砂浜を回復させるため、水際線より沖の方へ離れてほぼ海岸線に平行に設ける堤状の構造物です。

 トンボロ
離岸堤の効果により離岸堤の背後(陸側)にできる三角状の洲のことで、トンボロ(tombolo)といいます。

 有脚式離岸堤
水深の深い海岸や海底の傾斜が急な海岸でも設置しやすいように開発された離岸堤。

 養 浜  
波により砂浜が後退した海岸に、砂を投入して砂浜の復元を図ること。
 
 




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