施工地:岐阜県揖斐郡坂内村大字川上 渓流名:揖斐川水系ナンノ谷


この「ナンノ谷」は明治28年に大きな災害(ナンノ谷大崩壊)があったところだそうだ。
階段状の護岸があって、川面に降りられるようになっている。公園としても整備されている。
床固工周辺は、いろいろな事に利用できるように整備されている。
その中でも目を引くのは、バイクのモトクロス場になっているここ。ここではレースも行われているそうだ。一度見てみたい。
 


施設の情報メモ
  ・施工期間:1985年3月〜1995年1月(昭和60年3月〜平成7年1月)
・構造物諸元:床固工4基、護岸工等
   
施設のポイント
 
ナンノ谷は明治28年に大崩壊をおこしました。(崩壊推定土砂量は153万m3程度)この崩壊で川が一時的に堰止められその後の決壊により下流に大きな被害がでました。
災害後、砂防工事が始められ、1985年からは河床安定の向上のため床固工の施工を始めました。
地域の環境整備計画との調整を図りバイクランド(モトクロスコース)、砂防公園等の計画と一体で行い、また親水性護岸等の採用により川面に降りられるような工夫がされた施設となっています。