施工地:長野県木曽郡山口村 渓流名:木曽川水系島田川


この土地の自然石を主に使用しているとのこと。自然の風景にも馴染んでいる。また、仕方なく工事でなくなってしまった木を、地元の人たちに協力してもらって、植樹したそうだ。
魚や水生昆虫などの生き物のため階段式の魚道が設置されていた。


施設の情報メモ
  ・施工期間:1991年〜2001年(平成3年〜平成13年)
・構造物諸元:床固工17基、流路延長620m
   
施設のポイント
 
この施設は「馬籠宿」等の観光地に隣接しており、「景観」や「人が水辺に近づける機能」、「魚道」など地域環境になじむよう配慮しています。
床固や護岸の表面を無機質なコンクリートではなく、現地で発生した転石を有効利用しています。
魚類や水生昆虫等への影響を最小限とするため、階段式魚道を設置しています。
樹木は工事に際しできるだけ保存に心がけましたが、消失した部分には地域の方に参加していただき、椿、くるみ等の植樹をしています。