事業の目的
国道1号桑名東部拡幅は、現道の4車線拡幅による渋滞緩和、交通安全確保及び昭和9年(1934年)架橋で老朽化の著しい伊勢大橋の架替を目的に計画された拡幅事業です。
事業の概要
国道1号桑名東部拡幅は、桑名市長島町又木~同市北浜町間の延長3.9㎞の現道拡幅事業で、平成27年9月に着工式が行われ、伊勢大橋の早期完成に向けて事業推進中です。
本年度は、伊勢大橋架替関連区間(延長2.1km)について、環境調査、水文調査、道路設計、改良工事、橋梁下部工事を推進します。



災害に強い道路機能の確保
伊勢大橋は、昭和9年度(87年経過)に竣工し、長年の雨水・塩害影響により老朽化が進んでいます。
また、現在の橋は、南海トラフの巨大地震により発生が想定される津波に対して脆弱な状況にあります。新橋への架替えによって最新の橋梁の基準に基づいて設計することから、耐震性も優れた橋になります。そのため、地震時の避難経路や緊急輸送路の確保をすることができます。


伊勢大橋架替による整備効果
桑名市は、国際戦略総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業のクラスター形成特区」の区域指定を受けています。伊勢大橋架替により、20t超過車両(特車)通行制限区間を迂回している生産拠点間の輸送時間が短縮され、物流効率化が図られます。
