ズームアップ 事務所日誌    調 査 課
8月6日、7日に富士山源頭域(げんとういき)調査を実施いたしました。
土石流発生源である大沢崩(おおさわくず)れの発端を現地にて確認し、崩壊現象原因箇所(溶岩とスコリアの互層(ごそう))を調査しました。
調査当日は天候に恵まれはっきりと(写真参照)現場の様子を確認できました。
山頂からの大沢崩れと影富士
溶岩とスコリアの互層 富士山を含む成層火山の特徴
山頂で調査準備を行う事務所長
山頂からの大沢崩(おおさわくず)れと影富士
溶岩とスコリアの互層(ごそう)
富士山を含む成層(せいそう)火山の特徴
山頂で調査準備を行う事務所長

 ズームアップ 事務所日誌    市川土木株式会社
 去る7月21日に、富士砂防事務所において、昨年度の工事、業務で優秀な成績を修めた業者に対して、表彰式を行いました。今回、表彰を受けた受注者様の代表として、市川土木株式会社から、当時の苦労話を頂きました。

 この度、由比(ゆい)地すべり対策事業の一環として、深礎杭(しんそぐい)を担当しました市川土木株式会社湯川重太(ゆかわじゅうた)と申します。
私からは、本工事を事故0にするために行った工夫した点について述べさせて頂きます。
本工事の特徴は、準備段階から完了まで約1年半という長丁場であり、また、由比(ゆい)地すべり対策事業への注目度は高く、現場見学会などのイベントが多いことです。 そのため、「気の緩み」に起因する事故を第一に、常に意識を持ち対策を講じました。
 作業時や見学会の際、当現場を分かり易く安全に見ていただける様、掲示物の工夫や、少しでも安全にかつ快適に仕事が出来るようアイデアを出し合い、実行していき、いつでも安全に作業・見学できる態勢を整えるようにしました。
 工事完成まで計6回の見学会・研修会などを開催し、普段の工事では感じられない良い緊張感を持続させる事ができ、結果として現場全体の集中力が持続され、無事故無災害にて完成できました。 今回の経験を生かし、「現場をより安全に、より快適に!」をモットーに若者離れしてきている建設業へのイメージアップにも貢献していきたいと強く感じております。
 最後にこの場をお借りして、当現場を含め由比(ゆい)地区全体工事へのご理解ご協力を頂きました地権者様をはじめ地元住民の方々に対して深く御礼申し上げます。
県立島田工業高校現場見学会(平成26年5月23日)
県立島田工業高校現場見学会(平成26年5月23日)

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発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221