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砂防工事の最前線を支える若手技術者にインタビュー

 富士山には八百八沢といわれるように多くの渓流があります。 富士山にある渓流は、土砂の流出が活発な川となっています。 川の下流部には人家、小学校などの公共施設、主要地方道があり、 生命、財産を土石流から守るために砂防堰堤(えんてい)などの砂防施設を建設しています。 現在、富士山にある風祭川でも砂防堰堤の工事を行っています。 風祭川(かざまつりがわ)で砂防堰堤を建設している若手技術者2人に、 昨年入省した髙岡技官が飛び込みインタビューを行いました。
アマツバメ
髙岡技官
髙岡技官
現場事務所でインタビュー 左から髙岡技官、小池さん、山本さん
現場事務所でインタビュー
左から髙岡技官、小池さん、山本さん
砂防堰堤工事位置図
砂防堰堤工事位置図

髙岡:こんにちは、調査課の髙岡です。小池さん、山本さんお話を聞かせて下さい。建設業界に就 職した理由とか、建設業の魅力について教えて頂けませんでしょうか。

小池:建設業に携わっていた父の影響でこの業界に入りました。ものを造る楽しさや現場ができあがっていく過程がとても楽 しいです。

山本:大学で勉強し、建設業に魅力を感じました。自分が測量した通りにものができていくことに魅力を感じます。

髙岡:苦労していることはどんなことですか?

小池:仕事の調整はやはり難しいと思います。職人さんたちの作業が、手戻りの無いようにスムーズに作業ができるようにす ることが大変です。

山本:人に指示を出したりする場面が多いため、言葉遣いや態度などには気を遣っています。自分の父親と仕事しているよう な感じですからね。

髙岡:それでは最後に今後の目標を聞かせて下さい。

小池:無事故・無災害でこの現場を完成させることです。

山本:先輩に教えてもらうことなく1人でできるようになることです。
工事中の風祭第2砂防堰堤
工事中の風祭第2砂防堰堤
小池さん
風祭第1砂防堰堤工事
会 社:石井組
技術者:小池さん
年 齢:28歳
出身地:山梨県南部町
趣 味:車・バイク
休日の過ごし方:
子供(5歳と4歳の娘)と遊んで過ごします。
山本さん
風祭第2砂防堰堤工事
会 社:井出組
技術者:山本さん
年 齢:27歳
出身地:静岡県富士市
趣 味:スポーツ、特にフットサル
休日の過ごし方:
フットサルの練習や試合に出ています。
インタ ビューを終えて
 当日、風祭第2砂防堰堤工事現場からきれいな富士山を見ることができました。普段立ち入ることのできない工事現場で、毎日 現場代理人や職人の方々が工事を進めています。今回、お二人にお話を聞き、お二人とも自分の仕事に誇りを持っていらっしゃる ことがわかりました。本誌読者の皆さんも現場見学会の際には、私たちと一緒に、働く人の熱気を感じてみませんか?
 現場見学会を希望される方は富士砂防事務所までお問い合わせ下さい。
髙岡 
風祭第2砂防堰堤工事現場  (右から小池さん、山本さん、髙岡技官)
風祭第2砂防堰堤工事現場 
(右から小池さん、山本さん、髙岡技官)


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発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221