ふじあさみ72号タイトル

富士山大沢川扇状地40年の歩みに関する座談会を開催

  富士山は有史以降も活発に活動を繰り返してきた活火山であり、噴火した場合には、周辺の地域に甚大な影響が予想されます。富士砂防事務所では、富士山噴火 に伴う土砂災害に備えるための検討を実施しており、その一環として富士山噴火時に対処するための危機管理訓練(図上訓練)を関係機関との連携および職員の 意識向上、防災体制の課題抽出を目的に、平成22年1月26日(火)富士砂防事務所を会場として、関連する18機関(約60名)の参加により実施しまし た。

訓練用噴火想定図 訓練用合成画像 北北西斜面で噴火を想定
訓練想定シナリオの概要

参加機関
中部地方整備局、富士砂防事務所、静岡地方気象台、静岡県、山梨県、
環富士山火山防災連絡会構成市町村(御殿場市、小山町、沼津市、富士宮市、富士市、裾野市、長泉町、鳴沢村、富士河口湖町、西桂町、富士吉田市、山中湖村、忍野村)
ロールプレイング訓練
富士砂防事務所職員がプレイヤー役、中部地方整備局、静岡地方気象台、静岡県、山梨県、環富士山火山防災連絡会の構成市町村がコントローラー役となり、富 士山噴火に係る重要局面を2場面設定し、関係機関からの情報提供依頼や緊急減災対策に関わる相談等に対処する訓練(シナリオによりロールプレイング方式の 図上訓練)を実施
イメージトレーニング
環富士山火山防災連絡会の構成市町村が、富士山噴火時における具体の行動をイメージし、噴火災害における対応マニュアルの整備を促進するため、災害シナリオに合わせた次の3つの課題をワークショップ形式で検討し、行動フローを作成
課題1:重要局面1において「避難計画の立案」
課題2:重要局面2において「避難勧告範囲の設定」
課題3:重要局面2において「広域避難(域外避難)」


もどる ホーム つぎ FUJI SABO通信 平成22年2月26日 第72号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221