キャンプ砂防in富士山2009

 「キャンプ砂防」は、富士山大沢崩れの様子や扇状地における砂防工事等を実体験することにより、防災対策のあり方を学ぶ場を提供し、砂防の意義・役割を 考え、砂防に対する認識を深めること等を目的として、砂防を専攻する大学生を対象に平成8年度から実施されています。今年度は、3名の学生が参加し、「活 火山富士山と砂防」をテーマに、「キャンプ砂防 in 富士山2009」を実施しました。




「富士山御中道の利用」に関する座談会を開催
平成21年11月 19日(木)、山梨県富士吉田市内で『富士山御中道の利用』に関する座談会が、平成21年度富士山源頭域調査工事の受注者である大旺新洋(株)の主催で開 催されました。
  座談会は、環境省、山梨県、山梨県東部林務事務所、山梨県道路公社、恩賜県有林等の関係者、利用者の団体「富士山登山学校ごうりき」「富士エコツアーズ」 などから16名の参加で開催されました。
 最初に、環境省から、国立公園内での注意事項の説明がありました。続いて、富士砂防事務所が、作業員の通勤路として使用している御中道は管理者がおらず 『けもの道』としての位置づけであることや、本年度は150人から200人規模の観光ツアーがあったことを報告するとともに、利用にあたっての注意事項を 提案しました。
 「ごうりき」からは、口コミで御中道の魅力が広がり、今後利用者が増える傾向にあることが報告され、恩賜県有林からは、一番沢の危険性が訴えられまし た。この他、多くの参加者から御中道の管理者を明らかにすべきとの発言がなされました。また、御中道には危険な箇所もあり、自然保護の立場から、利用にあ たっての規制をかけてはとの声も出されるなど、多くの活発な意見が出されました。
『富士山御中道の利用』に関する座談会

FUJI SABO通信 平成21年11月30日 第71号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221