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富士山大沢川は、源頭部の大沢崩れから流出する土石流等により、幾度
も下流域に甚大な災害をもたらしてきました。この被害を軽減するため、国は昭和44年から大沢川の直轄砂防事業に着手しました。 直轄砂防事業着手から40年を迎える今年度、第5上流床固工の竣工をもって扇状地で予定していた砂防施設整備を概成することができました。 これを機に歴代の富士砂防事務所長をはじめ、これまで富士山大沢川の調査や工事にご尽力いただいた国・静岡県・富士宮市の職員の皆様に状況報告を行うと ともに、在任当時の苦労談等についてお話を伺い、今後の事業へ反映させるため、平成21年10月23日(金)富士宮市役所において「富士山大沢川扇状地 40年 の歩みに関する座談会」を開催しました。 |
当日は、富士宮市から大沢川・潤井川の災害の歴史について、静岡県か
らは過去の砂防事業について、富士砂防事務所からは扇状地における調査計画の経緯及び工事の進捗状況・施設の効果について、それぞれ紹介を行いました。 その後、参加者から体験談等を伺い、着手当初に図面のない状況で静岡県と連携しながら苦労して資料を作成したことや、昭和47年に大きな土石流が3回発生 し、床固工ができていない状況で護岸に多大な被害が生じたことなどが紹介されました。 また、今後は南西野渓の砂防施設整備、噴火対応についても検討を進めてほしいとのご意見をいただきました。 |
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FUJI
SABO通信 平成21年11月30日 第71号 発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所 静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221 |