ふじあざみ 第50号(1)
ふじあざみ50号
ダイヤモンド富士
(写真提供 青嶋 豊氏)
ダイヤモンド富士
●見ることができる時期
 田貫湖の「ダイヤモンド富士」の見られる時期は、1年の間に、4月20日前後及び8月20日前後の4日間くらいです。時間は早朝の6時頃。その時期は全国から勇姿を求めて大勢の写真愛好家が集まります。その日の雲の出具合い、風の吹き具合い等により、美しい「ダイヤモンド富士」に巡り会うことはなかなか容易なことではありません。
●田貫湖
 田貫湖は広大な朝霧高原の一角にあり、富士山の真西に位置します。東西1km,南北0.5km、周囲4kmの湖面は富士山はもちろん、伝説を秘めた天子ヶ岳を映し、まさに神秘的な湖です。
 「田貫湖」の名の由来は、「沼地(当時「狸沼」)が浅間大社の元神主であった田貫次郎という豪族の庭園の一部であった」、「タヌキがたくさん居た」など狸(田貫)と呼ばれるさまざまな言い伝えがあります。
●大沢崩れ
 田貫湖から富士山を真正面に望むと日本三大崩れの一つ「大沢崩れ」を見ることができます。富士山頂付近から山麓に向けて延長2,100m、最大幅500mの大規模な大沢崩れは、逆光となるためダイヤモンド富士と同時に見ることはできません。
富士山周辺マップ
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