ふじあざみ 第37号(4)
|
|
|
富士山の噴火に備え、政府や関係自治体でつくる富士山ハザードマップ作成協議会の中間報告が、6月12日に発表されました。
この報告は、江戸時代に発生した宝永噴火(1707年)の噴火規模を想定してまとめられており、溶岩流の流れ、降灰の規模等の被害をより具体的に示しています。溶岩流の被害では、山麓の被害が取り上げられ、富士吉田市から駿河湾にいたる愛鷹山麓を除く一帯に達する場合もあるとしています。降灰では季節によって降灰範囲が異なることが予測され、季節によっては、富士山の東の方面、神奈川、千葉と東京などへ、広範囲の被害が予測されています。
私達の生活の基盤になるものの被害としては、降灰後の土石流による家屋の全壊が木造家屋で約1900戸、道路は東名高速を含む約3700~1万4600キロが通行不能、農林水産業に関しても被害総額は最悪で約9000億円と予測しています。
すべての被害を合計すると、普賢岳噴火(約3000億円)よりも多く、阪神大震災(約十兆円)より少ない数兆円程度と試算されています。 |
|
|
|
|
|
|
●気象概要
台風6号の接近により、当事務所管内の大沢川沿いでは7月9日23時頃より雨が降り始め、7月11日3時頃までに
①御中道観測所(標高2,350m)273mm
②大滝観測所(標高1,700m)275mm |
③上井出観測所(標高1,200m)181mm
④笹原観測所(標高500m)205mm |
の雨を降らせました。幸い、管内では、土石流の発生もなく土砂災害及び、砂防施設の被害はありませんでした。
なお、気象庁の静岡東部地方の警報・注意報(大雨、洪水)発表履歴と事務所の体制は以下のとおり
●警報・注意報(大雨、洪水)発表履歴
7月10日07:05 大雨・洪水注意報
7月10日11:25 大雨・洪水警報 |
7月11日01:35 洪水警報・大雨注意報
7月11日02:40 洪水注意報
7月11日08:25 洪水注意報解除 |
●事務所の体制
7月10日11:55 注意体制
7月10日14:30 警戒体制 |
7月11日03:10 注意体制
7月11日04:20 注意体制解除 |
|
|
|
 |
富士宮市の小中学校の皆さんが、砂防樹林帯を造成するため、校内で製作・保育したコナラ・クヌギなどの広葉樹のポッド苗、1270鉢を大沢扇状地などに植樹を行いました。
各学校の生徒、先生の皆さん、たいへんありがとうございました。
山宮小・富士宮四中・西富士中・西小・白糸小・上出小・井之頭小・井之頭中 |
|
|
|
2002年は国連が提唱する「国際山岳年」です。登山シーズンたけなわの7月6日、富士山を代表とする山岳地域の自然保護を考える「国際山岳年2002富士山エコ・フォーラム」(主催・国際山岳年日本委員会、共催・環境省、静岡県、山梨県)が富士宮市民文化会館で開催されました。同フォーラムでは、山岳の自然保護、生活文化の尊重を啓発する「山の日」の制定が提案され、富士宮市立上井出小学校「富士山を守るフジアザミ」、同市立富士根北中学校「旧村山登山道の復活と整備」の富士山学習の成果が演劇などで披露されました。 |
|
|
|
 |
●手紙部門
応募資格
作品規格
|
小学生以上の方ならどなたでも応募できます。
一人1点(未発表のもの)、ハガキ400字以内。 |
●絵部門
応募資格
作品規格
|
どなたでも応募できます。
一人1点、未発表のオリジナル作品に限ります。画材や表現方法に制限はありませんが、クレヨンなど他の作品を汚すおそれのある画材はご遠慮ください。用紙は四つ折を使用してください。 |
審査委員長
応募期間
応 募 先
応募方法
主 催
|

平成14年7月1日(月) ~9月16日(当日消印有効)
〒418-8601
静岡県富士宮市弓沢町150番地
富士宮市教育委員会 学校教育課
富士山への手紙・絵コンクール事務局
詳しくは主催者が配付する応募要項をご覧ください。(応募票掲載)
富士宮市・富士宮市教育委員会 |
|
|
|
富士山に関する古い写真・資料等をお持ちの方、また災害体験をされた方の情報提供をお願いいたします。
|
<連絡先> 富士砂防工事事務所
担当/建設専門官・鈴木、または調査課長・小泉まで
TEL.0544-27-5221
■国土交通省富士砂防工事事務所
〒418-0004 静岡県富士宮市三園平1100
TEL 0544-27-5221
■富士宮砂防出張所
〒418-0103 静岡県富士宮市上井出826-1
TEL 0544-54-0236
https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/ |
|
 |