ふじあざみ 第31号(12)


お知らせ

富士山火山防災勉強会を開催
 平成13年2月15日(木)富士市のフジロイヤルプラザホテルに於いて、国土交通 省富士砂防工事事務所と山梨県の主催で、静岡県・山梨県・中部地方整備局・沼津工事事務所及び富士宮市をはじめとする関連5市町村の関係者52名が集まり、富士山の火山防災について、勉強会を行いました。
  講演では、鵜川元雄氏(文部科学省防災科学技術研究所地震調査研究センター火山噴火調査研究室長)から「富士山の現在の活動」と題して、低周波地震の特徴と富士山での過去から現在の活動状況についての説明や現在の富士山での観測状況を話され、小山真人氏(静岡大学教育学部助教授)から、「富士山の火山活動史」と題して、富士山周辺住民の意識調査結果 、火山の恵の知識についての重要性、史料にもとづく富士山の活動史の紹介と火山と地震について話され、宮地直道氏(静岡県農業試験場海岸砂地分場)から、「富士山のハザードマップの在り方」と題して、ハザードマップ作成の経緯と現在の状況、富士山の過去の活動状況と噴火傾向の説明富士山で試作されたハザードマップの紹介とその問題点と今後のハザードマップの在り方について講演がありました。
富士山火山防災勉強会風景の写真
震源の平面分布図
 
◆富士山周辺の地震活動グラフ
◆富士山周辺の地震活動(資料提供:防災科学技術研究所)
※低周波地震
富士山直下で2000年10月から12月にかけて、地震の規模がマグニチュード2以下と小さく、地震波の振動数が普通 の微小地震より小さい低周波地震と呼ばれるものが起きています。震源分布では、富士山の山頂からやや北東より中心に深さ10~20kmに分布しており、深部にあるマグマ溜まりの活動が活発化しています。富士山のマグマ溜まりは、活動の揺らぎを繰り返しながら、次の噴火へのエネルギーを蓄積していると推定されています。

平成13年度イベント情報
 平成12年度の各種の行事にご参加、ご協力頂きまして誠にありがとうございました。13年度も次の行事を予定しておりますので今後ともよろしくお願いいたします。詳細については適宜お知らせいたしますが富士砂防工事事務所のホームページでも御案内いたします。 イベント情報イメージ写真

1.土砂災害防止月間 6月中
(1)街頭キャンペーン、街頭宣伝車による
  市内宣伝
(2)パネル展 新富士駅
(3)砂防フェスティバル2001しずおかの共催
2.緑のゼミナール
リサイクルポットの製作及び植林

3.富士山大沢崩れと御中道見学会
  7月~10月 4回実施予定
4.大沢扇状地クイズウォーク
5.第6回「富士山への手紙・絵コンクール」表彰式 12月9日
6.火山シンポジウム

情報提供のお願い
富士砂防が関係する古い写 真・資料等をお持ちの方、また災害 体験をされた方の情報提供をお願いいたします。
<連絡先>
富士砂防工事事務所
担当/建設専門官・大石、または調査課長・時田まで
TEL 0544-27-5221
(内線516、351)

<お問い合せ先>
■国土交通省富士砂防工事事務所
〒418-0004 静岡県富士宮市三園平1100
TEL 0544-27-5221
http://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/
■富士宮砂防出張所
〒418-0103 静岡県富士宮市上井出826-1
TEL 0544-54-0236




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