富士山噴火時の降灰に対する備え

●降灰に対する富士砂防事務所の取り組み

●ソフト対策

 国土交通省では、火山噴火時に緊急調査(土砂災害防止法第29条による)を行い、土砂災害が想定される土地の区域及び時期に関する情報を、県及び市町村などに通知します(同法第31条に定める「土砂災害緊急情報」)。

土砂災害緊急情報のイメージ

 

富士砂防事務所で行った「火山灰走行訓練」
(動画はQRコードから)

●その他の対策

 富士砂防事務所では、令和6年2月に降灰時に車両を用いた復旧活動などにあたる関係者(道路管理者、警察、消防など)を対象とした「火山灰車両走行体験演習」を開催しました。

●ご家庭でも降灰に備えましょう

  • 事前にハザードマップを確認するとともに、持出品、備蓄品を準備しましょう。
     
  • 土砂災害警戒情報、気象庁が発表する降灰に関する情報、自治体の発表する避難情報に注意しましょう。

〈気象庁〉 噴火警報・噴火速報のページ

  • 避難の際は、防じんマスクや、保護メガネ、ヘルメットを装着し、なるべく肌の露出が少ない服装を選びましょう(火山灰は、息苦しさ、せきの増加、目や皮膚の炎症などの健康被害をもたらす場合があります)。

 保護メガネと防じんマスク

●活動報告 6月15日 富士山こどもの国の防災イベントに出展しました

 富士山こどもの国で開催されたイベント【はたらくくるま大集合 防災Ver.】において、災害対策本部車と照明車の展示を行い、災害時の国交省の仕事内容を知っていただきました。参加した方々は形を変える車両を興味深そうに見学していました。(富士砂防ブース来場者数322名)