令和6年能登半島地震 被災地へのTEC-FORCE派遣

●活動の様子

輪島市三井町輪島市門前町
 崩落した箇所の調査。調査予定地以外にも変状が見られる箇所が多くあり、それらも記録、報告を行いました。(輪島市三井町)  積雪があった日は通常通りの調査は困難でしたが、地元の方などから聞き取り調査を行い情報収集をしました。(輪島市門前町)
輪島市縄又町 輪島市房田町
 UAVを活用した状況調査を実施しました。(輪島市縄又町)  倒壊した家屋、斜面の崩れ、倒れた擁壁など、地震の揺れの凄まじさを物語っていました。(輪島市房田町)

●TEC-FORCE活動におけるDX推進

 今回UAVやTECアプリ、SMARTSABOを積極的に活用しました。
 UAVは被災状況を俯瞰的に撮影したい時や、人が立ち入れないような箇所の調査に活用しました。
 TECアプリではリアルタイムで全国から派遣されたTEC-FORCE各班の現在の状況把握や、写真などの情報共有をすることができます。
 SMARTSABOは砂防調査を補助するツールで、調査地点へのナビゲーションや移動軌跡の記録、調査票の作成・共有といった機能があり、調査の効率化が可能です。



●派遣隊員の感想

 今回初めてのTEC-FORCE活動でしたが、現場での対応力の重要性を感じました。思わぬ道路の損壊や渋滞などに対応した移動ルートの変更や、携帯電話の不通に対応して、衛星を用いた代替通信機器を準備するなど、災害現場の事象にその都度対応する必要がありました。今回の経験を踏まえ、引き続き平常時から災害発生への備えに努めたいと思います。 (調査課職員 久須美)

 
もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 令和6年3月 第129号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221