令和6年能登半島地震 被災地へのTEC-FORCE派遣

●TEC-FORCEとは

 国土交通省緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE(テックフォース)」は、大規模な自然災害が発生した場合に派遣され、被害状況の迅速な把握、被害の発生及び拡大の防止、被災地の早期復旧などに取り組み、地方公共団体を支援します。 平成20年の創設以来、平成23年の東日本大震災や令和元年の東日本台風など、のべ約13万8千人・日を越える隊員が活動してきました(令和5年9月末時点)。

TEC−FORCE派遣実績

国土交通省HPより


●活動期間と派遣場所

 1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震では、石川県内で最大震度7を観測しました。  富士砂防事務所の隊員は、中部地方整備局の第1陣と第3陣で派遣され、それぞれ1月3日〜9日、1月17日〜23日に、石川県の輪島市で現地調査しました。

3次元モデル化した施工ヤード

地理院地図に加筆


●活動内容

 富士砂防事務所など中部地方整備局TEC-FORCE砂防班の活動内容は、土砂災害のおそれのある箇所の確認であり、特に大規模な崩壊や砂防設備の異常の確認でした。
 現地調査の結果は、本部である北陸地方整備局へ報告しました。

●活動の様子

 調査前に複数ある砂防班が集まって全体で打合せを実施。発災直後の限られた情報の中で効率よく調査を実施するために計画を立てました。(石川県庁)

 移動中の車内から撮影した道路。路面の損壊や斜面崩落で通れない道が多く、移動に通常の3倍以上の時間がかかる日もありました。(穴水町志ケ浦)


もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 令和6年3月 第129号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221