■BIM/CIMってなに?

 建設業で生産性を低下させている要因として、2次元の紙の図面で各種作業を進めていることがあります(2次元図面から完成形状を想像するためには経験が必要、紙で情報共有するには回覧や複写する必要がある等)。
 自動車産業を始めとした製造業では3次元の電子データ(3次元モデル)を利活用して生産性を向上させています。同様に建設生産・管理システムでも3次元モデルを利活用すれば生産性の向上が期待できます。さらに3次元モデルに部材(部品)等の情報を結びつければ生産性の向上のみならず品質の向上も可能となります。
 この3次元モデルに各種の情報を結びつけ利活用していくことを BIM/CIM と呼んでいます。

BIM/CIMとは

【出典】BIM/CIMポータルサイト(国土交通省)https://www.nilim.go.jp/lab/qbg/bimcim/bimcimindex.html

■(一社)富士建設業協会において「BIM/CIM演習」を開催しました

 富士砂防事務所では、令和5年12月1日に(一社)富士建設業協会で建設関係技術者及び県市等の技術職員を対象とした「BIM/CIM演習」を開催しました。今回の演習では、BIM/CIMの基本となる3次元データの取得から処理まで、実際に体験してもらいました。今回の演習により建設工事の効率化がより進むのを期待します。

BIM/CIMとは

タブレットやモバイル端末を用いた
3次元データ取得の演習

BIM/CIMとは

取得した3次元データについて、
解析ソフトを用いたデータ処理の演習

参加者の声

 今回の「BIM/CIM演習」に参加して、思っていたより容易に3次元データを取り扱うことができました。今後は、担当現場においても活用をしていきたいと思います。

 
もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 令和6年1月 第128号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221