令和3年7月1日〜3日の梅雨前線の影響により、東海地方から関東地方南部を中心に記録的な大雨が降りました。 静岡県熱海市の逢初川では、降り始めからの累積400mmを超える大雨の状況下で、逢初川の源頭部の崩壊により、土石流が発生し、人的被害(死者27 名、行方不明者1 名)、人家被害(住宅被害98 棟)が発災する事態となりました(令和4年4月1日、消防庁報告)。
逢初川における国交省の緊急的な砂防事業の実施内容は、下の図の通りです。@〜Dの項目の内、残すはA新設堰堤(表紙写真)のみとなりました。 雨が降るたび、現場内に水が溜まり、土砂が流れ込んでくる現場ではありますが、鋭意作業を進めています。
@既設砂防堰堤の除石完了
A新設堰堤 完成予想図L=59m H=13m