【特集】 熱海市逢初川の
国交省緊急砂防事業における
無人化施工とデジタル技術の活用

■熱海市で発生した土石流の概要

 令和3年7月1日〜3日の梅雨前線の影響により、東海地方から関東地方南部を中心に記録的な大雨が降りました。
 静岡県熱海市の逢初川では、降り始めからの累積400mmを超える大雨の状況下で、逢初川の源頭部の崩壊により、土石流が発生し、人的被害(死者27 名、行方不明者1 名)、人家被害(住宅被害98 棟)が発災する事態となりました(令和4年4月1日、消防庁報告)。

静岡県熱海市の逢初川土石流の被害状況崩壊した源頭部の状況

■国交省の緊急的な砂防事業の進捗状況

 逢初川における国交省の緊急的な砂防事業の実施内容は、下の図の通りです。@〜Dの項目の内、残すはA新設堰堤(表紙写真)のみとなりました。
 雨が降るたび、現場内に水が溜まり、土砂が流れ込んでくる現場ではありますが、鋭意作業を進めています。

逢初川水系逢初川砂防災害関連緊急事業の実施内容
逢初川水系逢初川砂防災害関連緊急事業の実施内容
@既設砂防堰堤の除石完了

@既設砂防堰堤の除石完了

 
A新設堰堤 完成予想図 L=59m H=13m

A新設堰堤 完成予想図
L=59m H=13m


もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 令和4年10月 第123号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221