【特集】熱海緊急砂防出張所と逢初川水系逢初川
直轄砂防災害関連緊急事業

■逢初川水系逢初川 直轄砂防災害関連緊急事業の概要

  逢初川水系逢初川 直轄砂防災害関連緊急事業の実施内容は、下の図の通りです。 具体的な内容としては、

 
  1. @再度上流部で土石流が発生した場合に流れてきた土砂を止められるようにすることを目的とした既設堰堤での除石作業。
  2. A逢初川に存在する土砂を捕捉することを目的とした新規砂防堰堤の整備。
  3. B既設堰堤での除石および新規砂防堰堤の整備に伴い、現場付近まで大型のダンプ等が入れるようにすることを目的とした工事用進入路の整備。
  4. C流域住民や捜索活動等への安全性の向上を目的とした大型土のうを積み上げてその表面を高強度ネットで覆う「ネットロール土のう工法」を用いた応急仮設堰堤の整備。
  5. D新規堰堤の完成に時間を要することから、その間、流域住民の安全性の確保及び、工事現場の安全性の向上をはかることを目的にコンクリートブロックを組み合わせて作る仮設ブロック堰堤の整備を行います。

逢初川水系逢初川直轄砂防災害関連緊急事業の実施内容

工事用進入路、ヘリコプターを使った既設砂防堰堤の土砂の搬出、無人化バックホウによる既設砂防堰堤の除石作業、仮説ブロック堰堤

ネットロール土のう工法を用いた応急仮設堰堤、工事用進入路(夜間の施工状況)

 既設砂防堰堤に堆積した土砂は、無人化バックホウにより除石し、当初はヘリコプターにより搬出していました。現在は、工事用進入路の完成に伴い、キャリアダンプによる土砂搬出に切り替え、作業を加速させています。無人化バックホウとヘリコプターを用いた作業は従来より大沢川源頭部でも実施をしています。またネットロール土のう工法を用いた応急仮設堰堤の整備(9月20日に完了)をしています。
 工事は24時間365日体制で行っており、夜間も騒音等に気をつけながら既設砂防堰堤の除石などの作業を進めています。
 引き続き、応急仮設ブロック堰堤、そして新規砂防堰堤の整備を進めていきます。なお、最新の工事状況はこちらからご覧いただけます。

最新の工事状況はこちら(富士砂防事務所HP)

https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/atami/koji/index.htm

 
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発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221