特集 由比地すべり排水トンネル

排水トンネルの施工手順
 排水トン ネルはNATM工法で施工をしています。施工手順は、ドリル式掘削機械で掘削し、掘削断面にモルタルを吹付後、ロックボルトをトンネル内部から地山に打ち 込み、崩れを防ぎながら掘り進みます。トンネル全延長が完成後、集水ボーリング削孔を行い、地下水を排水トンネルに導くための集水パイプを設置します。
説明図

排水トンネルの施工機械
■排水トンネルの施工機械 ■モルタル吹付機 トンネル掘削後、地山の崩壊を防ぐため掘削断面にモルタルを吹き付けます。先端ノズルからモルタルが吹き出ます。 ■シャトルカー 岩、ずりなどの運搬用車両の一種。掘削した土砂をトンネル外に軌道(幅762mm)を使って搬出します。 ■穿孔機 ロックボルト打ち込み時にトンネル壁面から地山内部に向けて穿孔して、地山に孔をあけます。 ■ドリル式掘削機 動力を用いて土砂や岩石を掘削する土木建設機械。ドリルが回転して地山を削ります。先端に固いビットが取り付けられています。

排水トンネルの機能と構造
集水ボーリングの排水で地下水の上昇が抑制されています。


もどる ホーム つぎ FUJISABO通信 平成30年9月 第107号
発行:国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所
静岡県富士宮市三園平1100 電話 0544-27-5221