災害救助活動

 自衛隊の活動
 9月12日午前6時に上矢作町長から自衛隊の派遣要請を受けた岐阜県知事は、直ちに自衛隊へ出動を要請しました。
 自衛隊は、第10師団長のもとに第35普通科連隊、第10特科等の総人員588名を派遣し、流木処理、埋土処理、救援物資の空輸等の活動を行いました。
 消防団の活動
 9月11日午後22時30分に上矢作町災害対策本部が設置され、危険箇所の警戒、住民の避難誘導、被災家屋の土砂除去等の活動を行いました。13日からは、流入土砂の除去、流木処理、道路の復旧作業等の活動を岩村町、山岡町、明智町、串原村の応援を得て9月17日まで実施しました。これらの活動に携わった総人員は延べ1,082名でした。
 災害ボランティア
 岐阜県及び岐阜県社会福祉協議会は、9月18日、被災地の生活支援を行うため、「岐阜県災害救援ボランティア支援本部」を岐阜県に設置するとともに上矢作町役場にはコーディネーターを派遣して、「現地ボランティア支援センター」を設置しました。ボランティアの受付が9月19日より行われ、土砂の除去、土のうづくり、流木除去、清掃活動等は9月20日から様々な団体や個人によって延べ580名による活動が9月25日まで続けられました。また、上矢作町社会福祉協議会による炊き出しボランティアが、14日から19日まで続けられました。この他、恵那建設業協会や地元区長会による復旧活動、岐阜県精神保健センターによる検診、中津川市・恵那市・福岡町・岩村町・明智町・近隣企業から給水タンク等が提供されました。

被災者の生活支援

 上矢作町には災害救助法が適用され、住居を失った被災世帯に対し仮設住宅と町営住宅の建設が行われました。また、宅地・農地等に被害を受けた町民に対しては、税・国保料の免除及び農地等の災害復旧工事への補助、復旧にあたっての借入金に対する利子補給等の支援が行われました。

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