国土交通省豊橋河川事務所と豊田・岡崎・安城・碧南・西尾市が共催して、下記のとおり「矢作川シンポジウム」を実施しました。辻本名古屋大学教授、四俵愛知工業大学教授、蔵治東京大学講師から矢作川の今後の川づくりに関する講演を頂き、その後、神谷明治用水土地改良区理事長、山本矢作川研究所研究員、山崎豊橋河川事務所長を加えて、パネルディスカッションを行いました。各講演・パネルディスカッションの要旨は以下に記載しております。貴重な意見をいただき、また多数の方に出席して頂きありがとうございました。
○各講演要旨 |
【基調講演:「川は流域の軸」〜矢作川の今後の川づくりに向けて〜 辻本教授】 |
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「持続性」を指標に社会の基盤としての国土整備 |
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≫持続性の3要素(安全・自然・環境)をにらんだ流域マネージメント |
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≫その根幹を、流域の軸としての矢作川の河川整備で実現 |
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【講演@:「"防災"をどう捉えるか」 四俵教授】 |
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防災対策が進むと、防災意識が低下 |
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計画高水流量は、治水事業実施にあたって絶対的な意味 |
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しかし、前提条件(確率の世界)を知ること |
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住民に出来ることは早期の避難 |
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【講演A:「矢作川"流域"の自然と社会、今後の展望」 蔵治講師】 |
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ダムを作っても、森林を手入れしても水害を100%なくすことは不可能 |
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水害をなくすには治水と水防が両方必要 |
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「流域は一つ、運命共同体」の再確認 |
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川は流域の「鏡」であり、流域市民のありさまが川に映し出される |