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知って安心「川の特性」

■川の循環系統
川の循環系統


■河川利用の種類と川に潜む危険要因
河川を利用する際、どこにどんな危険が潜んでいるのか?そして、どのような点に注意すればよいのか?
下記の表は、一般的な河川での、気象条件による川の水量の変化などの危険要因を、河川利用の種類ごとに抽出したものです。
利用の種類 急な増水時 平 常 時
流される 中州に取り
残される
流れが
速い
岩場が
ある
滑り
やすい
深い 流れが
複雑
利用の
競合
感潮
区間
水が
冷たい
障害
物等
キャンプ                
バーベキュー                
水遊び    
釣り    
水面利用イベント                
カヌー・ボート      
は川の利用の種類に対しての危険要因です。

■上流部にダムがある河川について
サイレンやスピーカーが鳴ったら早く川から出よう!
サイレンやスピーカーが鳴ったら
早く川から出よう!

まず、地図などで上流にダムがあるかを確認しましょう。ダムは洪水に限らず、人為的操作によって放流が行われることがあります。放流時に安全を確保するために、下流に放流を知らせるサイレン等が設備され、事前にゲート操作の警告が発せられる決まりになっています。注意して川のそばを観察すると、必ずそのような装置が見ることが出来ます。存在を確認しておきましょう。サイレンは休止を挟んで約1分ずつ鳴らされ、かなりの広範囲に届く大音量になっています。

また、発電用、農業用などのためにある取水ダムは、安定的な取水量を越えると放水しなければならない仕組みになっています。放水されれば川は増水しますので危険です。
そのあたりを十分に知っておくことが大切です。

川が時間とともにどんどん増水してかなり危険な状態になる直前には、必ずダムの放流警報で知らせたり、管理の作業員や、最寄りの警察官らが、安全と待避の呼びかけをすることが普通です。これには必ず素直にしたがって下さい。水の気配のない場所でテントを張っていても、あっという間に水没する可能性があることを忘れないでください。


■砂防ダム真上は危険です。
砂防ダム真上は危険です。 激しい土砂の流出をくい止めるために造られるのが砂防ダムです。
それだけに土砂堆積は進み川床勾配が緩くなり河原は平坦でキャンプサイトに格好の場所に見えてきます。しかし、ここが一番危険な場所なのです。

■川の中洲も危険です。
川の中洲も危険です。 日本の渓流は急峻な谷ゆえ、ひとたび雨が降ると、川が一気に増水し、鉄砲水となるケースが少なくありません。多少草が生えていても中州は川そのもの。増水すれば水に浸かり、特に逃げ道の無い中州は水難事故の発生が多くみられます。雨が降ったらすぐに川から離れることが鉄則です。

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