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第20回豊川の明日を考える流域委員会 議事概要

豊川の明日を考える流域委員会事務局

日時:平成13年6月15日(金)午前9時30分〜11時20分
場所:ホテル白豊 5階「鳳凰の間」

1. 第18回および第19回流域委員会の議事概要について、配布された(案)のとおり確認された。
2. 河川整備計画原案について、配布した資料に基づき事務局から説明した。
3. 審議の中で委員から出た意見、質問と事務局からの説明は次のとおり。
(1) 提言の中で森林保全と三河湾浄化対策が非常に気になっている。
「河川整備の現状と課題」の項において上流域森林の現状や課題が明記されており評価できるが、課題を受けての2章以降での対応策の記載が明確となっていない気がする。
三河湾の浄化対策についても、「現状と課題」での記載内容については非常に高く評価できるが、対応策の記載がはっきりしていない。三河湾の改善に向けてのシステム造り等について、もう少し具体的に記載して頂きたい。
(2) 森林整備について、もう少し具体的な記述をした方が整備計画の中味が濃くなると思う。
3章の河川整備計画における河川工事として、設楽ダムの建設が最初に記載してあるが、霞堤対策から豊川流況総合改善までの各事業の効果を十分に発揮するために設楽ダムの建設が必要であるという位置付けにして頂きたい。
P20に記載の「水源地域の生活再建」については「水没者や少数残存者等水源地域生活者の生活再建」として頂きたい。
(3) 森林の保水機能の向上には、どうしたら良いかということも調査して、整備計画に記載すべきである。
三河湾の浄化に関して、海底に堆積している家庭ゴミなどの対策も考えるべきである。
(4) 6項目の提言について、原案に直接反映できた項目と河川整備計画の領域を超え原案に反映できなかった項目を仕分けしてもらうと、提言が十分生かされたかどうかが分かる。
 
提言のうち、[4]設楽ダムの建設と[5]河道改修に関する配慮事項は、原案に直接反映させたつもりである。他の項目については、関係機関等と連携して、調査研究などを実施することとしており、これらを検討していくような組織造りも必要であると考えている。
(5) 森林保全の現状と課題については、「積極的に水源涵養機能、保水機能の保全向上を図る施策の展開が必要とされている。」という形でとらえ、林業としての生業の確保などについて、しっかりとした対応を図っていくことが必要で有ると思う。
「整備計画の目標」等に「上流部のダム」と記載してあるが、「設楽ダム」と記載できないのか?
「上流部のダム」では、大島ダムや宇連ダムも含まれかねない表現であり、是非改めて頂きたい。
 
整備計画の目標段階では個別施設名を記載せず、河川整備の実施に関する事項において具体の施設名を記載しているが、記載方法については検討する。
(6) 委員会としてまとめた6つの提言項目について、整備計画素案〜原案段階でどこをどのように修正したのかすっきり分かるような表現にした方が良い。
(7) 提言内容がどれだけ生かされているか、具体的な面において少し弱い感じがする。 河川整備計画は河川のみにこだわらず、その枠からはみ出してどうしていくのかが、非常に重要との認識を持っている。
皆が連携して新しい豊川流域をどうしていくかというようなものを打ち出していくべきであると思う。
(8) 原案作成に向けての提言は、委員皆の想いがうまく6つにまとめ上げてあると感じる。
三河湾の浄化対策などについて、これからは共生共存という意味もあり、さまざまな機関などが一体化した組織を造って取り組んでいく課題だと思う。
4. 河川整備計画作成までの進め方について、配布した資料に基づき事務局から説明した。
5. 審議の中で委員から出た意見、質問と事務局等からの説明は次のとおり。
(1) 愛知県が管理している区間の河川整備計画は順次作られていくと考えて良いか?
 
大臣管理区間の整備計画策定後、中部地方整備局とも協議し進め方等について相談していく。
(2) 本流域委員会の委員は中部地方整備局長と愛知県知事の両方から委嘱されているが、今回は中部地方整備局長からの委嘱分についての役目を果たしたと理解すれば良いのか?
 
愛知県の方も順次整備計画を策定することになっているが、県も多くの河川を管理しており、今後の進め方については、愛知県とも相談し説明させていただく。
(3) 「今後の進め方」に記載してある「関係省庁協議」の中で、森林整備や三河湾浄化対策等についても協議をするのか?
 
関係省庁協議は、整備計画を河川管理者として定めるということについての法定協議であり、森林整備等に関する関係機関の協議とは異なる。
(4) 森林整備とか三河湾浄化というような課題については、どこでどう協議をされるのか?
 
現時点で整備計画の中にはっきり書くということではなく、地域全体の課題として、日頃から関係省庁等と連携しながら進めるような仕組み造りが必要であると認識している。
(5) 今後開催する意見交換会等で寄せられる意見に柔軟に対応して、いつでも流域委員会を開催できるようにするべきであると思う。
地区別意見交換会等で述べられる意見等を全て公開していくことが重要であると思う。
 
出来る限り柔軟に対応する。
(6) 今後は地区別意見交換会の開催などにより、関係住民の方から整備計画原案についての意見を聴取するものとした。

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