TOPページへ
TOPページ豊川の明日を考える流域委員会委員会資料第16回流域委員会資料 > 資料6-1
資料6-1 素案および修正・代替案の構成要素(概説・定義)

素案および修正・代替案の構成要素(概説・定義)
(1)素案の構成要素
[設楽ダム](「素案」p.19)
総貯水容量1億トンの重力式ダム(堤高129m,集水面積62.2km2
多目的ダム(洪水調節,流水の正常な機能の維持,新規水資源開発)
[豊川流況総合改善事業](「素案」p.22)
設楽ダム,寒狭川頭首工,寒狭川導水路など,利水施設の連携による河川流水の総合的運用
[低水路拡幅,樹木伐採,旧堤撤去,堤防補強等](「素案」p.23)
石田地点下流12箇所
これにより,石田地点下流では全区間(一部山付き部分を除く),石田地点ピーク流量4,100m3/s以下の洪水において,計画高水位以下となる(ただし,霞堤地区には浸水)
[内水対策,耐震対策](「素案」p.30)
内水対策は調査検討
耐震対策は放水路
[環境整備](「素案」p.31)
主として放水路.水質改善,河川景観改善等
他の地区についても,要望等をふまえて環境整備

(2)修正・代替案において,上記に加えて考慮される構成要素
[森林保全]
山間部における森林の水源涵養機能あるいは保水機能等の強化(複相林化や混相林化を推進する)
治水,利水上の効果についての定量的評価は困難
施設計画等,具体的な施策の提示は困難
[他水系からの導水]
例えば,他のダムの容量買い取り等,手法的には一応、実現可能
ただし,地元交渉等を含めた現実的な意味での実現は困難
[牟呂松原遊水地(仮称)] (資料6−2 p.1)
牟呂松原用水頭首工付近右岸側の堤内地(主として水田)に新設する遊水地
「素案」における低水路拡幅,樹木伐採の一部との代替可能
[河川敷全樹木伐採] (第12回委員会資料 資料−3 p.4)
「素案」における河道改修(低水路拡幅等)に加えて,全樹木伐採
伐採地は有効利用可能
ただし,貴重な河畔林は喪失
[低水路全拡幅] (第12回委員会資料 資料−3 p.5)
「素案」における部分的拡幅にとどまらず,可能・有効な最大限の拡幅
もちろん全樹木伐採を伴う
[放水路浚渫] (資料6−2 p.4)
放水路中央部を2m程度浚渫して通水能力増強
「素案」における環境整備等とは,ある程度共存可能
ただし,地下水への塩分浸透量増加,河口での土砂再堆積等に関しては未知
人工河川への流量増加となり,地元合意が必要
[大村遊水地(仮称)] (資料6−2 p.5)
大村付近の河川敷に設ける遊水地
牟呂松原遊水地におけるのと同様の代替効果+下条霞堤地区浸水頻度の減少効果
[(牛川+下条)霞堤締め切り]
霞機能代替施設による浸水被害軽減対策
下条霞の締め切りは,他の区間の治水安全度をある程度低下させる
[牛川霞堤締め切り]
他への影響が少ない
[三河湾浄化]
様々な要因があり,明確な因果関係を示すのは困難だが,豊川用水の開始と三河湾の汚濁進行との間にも何らかの因果関係がある可能性を重視
利用後,浄化してから三河湾に戻す対策を強化
ただし,具体策の検討等は今後の課題
[節水活動]
取水施設細部でのメーター設置,節水意識向上・啓蒙活動等
雨水利用,再生水利用等


*ただし,基本方針との整合性に問題がありうる。
■修正・代替案の構成(表)
■比較(表)
■図-1 改修実施による洪水処理能力の向上と河畔林面積の変化

↑ページのトップへ戻る