豊川の明日を考える流域委員会事務局 |
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日時:平成11年2月2日(火)午後3時30分〜5時04分
場所:豊橋市職員会館 5階会議室 |
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1.現地視察(午前9時30分〜午後3時30分)
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牛川霞、KAWAKKO、船町景観護岸、下条霞、当古水位観測所、豊川放水路管理所・豊川放水路、賀茂霞・間川、江島霞(昭和44年8月洪水破堤箇所)、江島いこいの広場、朝倉川を視察した。(豊川中・下流域現地視察資料(資料−1)) |
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2.会議の議事概要 |
1) |
光岡史郎氏を委員に追加した。 |
2) |
第1回流域委員会の議事概要について、配布された(案)のとおり確認した。 |
3) |
委員会の公開及び運営について |
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(1) |
発言者名の報道について |
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第1回流域委員会で「委員会の中で誰がどういうことを言ったという個人名をあげて報道することはしないよう、委員会から報道関係者に対して要望があった」件について、個人名をあげて報道することは自然ではないかとの意見があり、次回に改めて審議することとした。 |
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今回については、第1回と同様の扱いとすることを確認した。 |
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(2) |
外部の専門家からの意見聴取について |
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設置要領第6条の3項に専門家等の意見を必要に応じて聴取できる旨が記してある。また、設楽ダムについては自然環境に係わる検討結果を本流域委員会に報告していくことを考えている。 |
4) |
豊川水系の河川整備等について
治水・環境に関して、事務局より前回委員会の補足説明をした。 |
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(1) |
現計画では、石田地点の基本高水ピーク流量7,100m3/sのうち、上流部のダムで3,000m3/s調節して計画高水流量を4,100m3/sとしている。 |
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(2) |
河道改修には大きく区分すると、引堤、嵩上げ、浚渫の3種類の改修方式がある。 |
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(3) |
霞にはダムと同様に洪水流量を低減させる働きがあり、豊川において計画のダムが完成していない現状では、有効な治水機能を果たしている。 |
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(4) |
河川環境管理基本計画では河川を「整備ゾーン」と「自然利用ゾーン」にゾーンニングし、その利用形態を定めている。今後、河道内樹林の問題等治水と環境の調和をどのように図るかといった議論や新しいニーズを反映して修正していきたい。 |
5) |
審議の中で委員から出た主な質問と事務局からの説明は次のとおり。 |
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(1) |
計画高水位や計画高水流量はどうやって設定されたのか、といったことが議論の対象となるのか確認しておきたい。 |
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計画高水位や計画高水流量は河川整備基本方針に位置づけられる。当委員会の議論の対象は河川整備計画等であるが、河川整備基本方針についても、策定後詳しい説明をしていく。 |
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(2) |
計画高水位は、ダムによる洪水調節が前提となっているのか。基本高水ピーク流量7,100m3/sの算定は、どのようにしているのか。 |
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計画高水位は、計画高水流量4,100m3/sを安全に流すための水位であり、ダムによる洪水調節が前提となっている。基本高水ピーク流量7,100m3/sは昭和46年の工事実施基本計画をまとめた際に技術的検討を行って決めている。 |
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(3) |
霞の締め切りは用地買収が進んでいるようだが、霞の締め切りや河道改修の方法等、委員会でどこまでの範囲を議論するのか。 |
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霞の機能を当面活かさなければいけないということで、締め切っていない。遊水機能をどのように確保していくかというような議論を踏まえた上で、河川整備計画にどのように盛り込んでいくか決定していくことになる。 |
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(4) |
昨今、気象が異常化しているときに、今までのインターバルでものを考えてよいものか。 |
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将来を十分確率論的に予測して計画を決めていきたいと考えているが、地球温暖化だとか、マクロで変動するような要素については、専門の方の意見を反映したい。 |
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(5) |
ダムが未完成の現状では霞堤の締め切りは無理ではないか。 |
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上流ダムによる洪水調節ができない状況での締め切りは難しいと考えている。霞がどういう役割を果たしているかを客観的に検討する必要がある。 |
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(6) |
霞内の土地利用の方向性が重要であり、土地利用と当該地区が持つ治水対策を融合して考えることが必要である。また、豊川の豊かな緑を大切にすべきではないか。 |
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(7) |
説明のあった河道改修の方法の中で、堤防嵩上げは沿川住民にとって問題もあるのではないか。江島いこいの広場では地域の方々が楽しく利用している様子が窺えた。地元の高齢者等が積極的に関わってくるのは大変良いことだと思う。 |
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(8) |
洪水の心配がなくなった際には、霞堤を締め切るのか。地元からの要望もあるであろうし、土地利用の面からももったいないのではないか。 |
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下流の改修が整い、上流のダム施設が整ってくれば、連続堤で整備し霞を締め切る計画であるが、現状では締められない。 |
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(9) |
牛川地区の開発計画とのタイアップはどうなっているのか。 |
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治水事業の進展により流域の発展を図っていくが、低平地の土地利用の制御も必要。牛川地区の土地区画整理事業や下条地区の都市計画道路外郭線等の地域計画と治水計画との調整は、十分図っていく必要がある。 |
6) |
その他
次回は2月23日(火)で、上流部の現地視察を予定している。 |