昨年度の新潟、福井等の豪雨災害を始めとし、近年では集中豪雨が増加している。これらの豪雨災害に対応するためには、上下流及び左右岸等の流域全体を考えた総合的な整備が必要である。このような水害・土砂対策を進めるにあたって、国並びに都道府県が連携し、流域全体の安全度の向上を図る必要がある。そのためには、当該流域の状況や整備方針について、国と都道府県が共通の認識を持つことが重要である。しかし、このような情報共有化の為の会議等が、これまでは公式の場で行われて来なかった。
豊川・天竜川圏域総合流域防災協議会及び矢作川圏域総合流域防災協議会(以下「協議会」とする。)は、流域の情報共有及び調整等を行い効果的・効率的な水害・土砂対策(的確な予算運用)を行うことを目的とした会議である。また、こうした安全度の確保状況及び整備方針については、的確に流域の市町村及び住民に知らせておくことが重要であり、市町村への情報公開についても積極的に実施していく。
これらの理由より、平成17年6月6日(月)に協議会を発足した。
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