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総合学習の支援(水生生物調査の説明)

 当事務所では、「総合的な学習の時間」(総合学習)を支援しています。これは、身近な街の川、橋などから学び、確かな学力を身につけていただこうとするものです。
 今回は、10月4日(火)豊橋市立新川小学校の4年生43名を対象に、杉野調査係長と永田技官の2人が出前講師として新川小学校へ赴き、水生生物調査とパックテストによる水質調査の説明を行いました。本来であれば、川に入り水生生物調査を実施する予定でしたが、天候等により実施が困難となり、出前講師として水生生物調査の説明をすることとしたものです。
 最初に水生生物調査の説明を行い、水質調査(パックテスト)のDVD鑑賞、水質調査(パックテスト)の順に約1時間の実習を行いました。
  水生生物調査は、@「川の生きものを調べよう」水生生物による水質判定の冊子、A「川の生きものを調べよう」下敷き、B(参考)9月12日実施の大村小学校の調査結果をもとに説明を行いました。
  水質調査(パックテスト)の実習では、豊川の河川水と豊橋市の水道水について、@COD(化学的酸素消費量)、Aph(水素イオン濃度指数)、BNH4(アンモニウム)、CPO4(りん酸)、DDO(溶存酸素)の5項目のパックテストを行い、どちらもきれいな水であることがわかりました。
  水道水を使った実験では、水道水に石けん、レモン水を入れphの色の変化(酸性とアルカリ性)を確認したり、河川水の実験では、1滴のオレンジジュースを1Lの河川水に入れて変化を確認しました。河川水の実験では、CODの値が2であったものが、オレンジジュースを入れると100以上の値となり、児童たちはわずか1滴のジュースさえ、捨ててしまえば川を汚してしまうことを学びました。
 児童たちは、終始熱心に説明を聞き、「きたない水にいる生物は、なぜきれいな水にいないのか?」等の疑問や、「パックテストは、どこで売っているのか?、自分でやってみたい」等の意見もあり、河川について興味を持ったようです。
 

熱心に話を聞いている児童たち パックテストに初挑戦中
熱心に話を聞いている児童たち パックテストに初挑戦中

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