TOPページへ
TOPページとよがわ・やはぎがわ日記
総合学習の支援(水生生物調査の実施)その4

 8月5日(金)新城市立舟着小学校の4年生15名と先生1名による水生生物調査を支援しました。
 今回は、学校近隣の同市内日吉付近で、@パックテスト(COD、DO、pH、NH4(アンモニウム)、PO4(りん酸)の計測)による簡易水質調査、A透視度測定による水質調査、B水生生物による水質調査を実施しました。
 パックテストの調査では、全ての項目で「きれいな水からとてもきれいな水」という結果になりました。また、1滴のオレンジジュースを1Lの河川水に入れた実験では、河川水のCODが8以上であったのに対して100以上の結果となり、児童たちはわずか1滴のジュースさえ、捨ててしまえば川を汚してしまうことを学びました。
 透視度の測定では、透視度計の最下部にある二重線で十字を書いた印が100cmを越えた位置から確認することができたので、「透視度100cm以上」という結果になりました。
 水生生物調査では、指標となる水生生物の採取が少なく、一番多く採取したのが「少し汚い水」に生息するヒラタドロムシ、次ぎに「きれいな水」に生息するカワゲラでした。その結果、「少し汚い水」と判定されました。
 なお、パックテストと透視度測定では「きれいな水」、水生生物調査では「少しきたない水」と判定されましたが、これは、パックテストと透視度測定は、調査時直近の天候などに左右されることに対し、水生生物は大きな移動が苦手で、年間を通じて一定の水質に生息していると考えられるためです。したがって、前記@ABの判定結果がいつも同じになるとは限りません。

パックテスト調査 水生生物の採取
パックテスト調査 水生生物の採取
水生生物調査説明 全員集合
水生生物調査説明 全員集合

 引き続き、当事務所は、豊川・矢作川流域での水生生物調査を支援していきます。

↑ページのトップへ戻る