移植にあたっては信州大学名誉教授の土田先生にご指導いただきました。
作業はまず、一時避難場所からミクリを掘り取りました。ミクリは15cmから60cmくらいに生長しており、他の草の中から、根茎を痛めないようにそっと掘り出します。そして乾かさないように袋に保管し、移植先に運搬しました。
移植先は、元の生育場所のたまり(河川敷内の池)としました。移植先では、作業を行いやすくするため、また他の草に負けないようするためクサヨシやツルヨシを除去し、移植用の木箱を設置しました。木箱に植えるのは、他の植物に被圧されないようにするためです。
作業は数時間かかりましたが、無事移植作業は終わりました。元の生育場所に戻ってきたミクリが、順調に育つことを願ってやみません。
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