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木曽川は、長野県南西部から岐阜・愛知・三重の各県を流れて伊勢湾に注ぐ河川です。流域周辺の地形が急峻であることに加え、中央アルプスの山々の風化が著しく、断層の発達も大きいため、絶えず新たな土砂災害の危険が潜んでいる地域です。昔から土砂災害が幾度となく起っており、荒れ川との闘いは木曽谷の宿命とされてきました。昭和7年8月に四ツ目川上流域で大崩壊が発生し、土石流が中津川市街地を襲うという甚大な災害が契機となり、昭和12年より直轄砂防事業として着手しています。 |
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上流から流出してくる土砂を貯め、下流への被害を防ぎます。砂防堰堤には、土砂を貯め川の勾配を緩くして急激な土砂流出を防ぐ働きがあります。さらに、土砂がいっぱい貯まることで、川の両岸の崩壊部分を覆い新たな崩壊を防ぐこともできます。このような効果を発揮した後、その後の水の流れによって溜まった土砂を徐々に下流へ安全に流します。 |
下流の人家を守る滑川第1砂防堰堤
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松尾第3砂防ダム
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杉流第4砂防堰堤
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川底や川岸の侵食を防ぎ、洪水や氾濫が起こらない安全な川にします。
島田川床固工群
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湯舟沢床固工群
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四ツ目第1砂防堰堤
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平成元年3月に完成した滑川第1砂防堰堤は、その4ヶ月後に早くも真価を発揮しました。豪雨によって上流で発生した大量の土石流を、この砂防堰堤が止めたのです。 |
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施工直後(平成元年3月)
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土石流発生後(平成元年7月)
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さまざまなかたちの魚道が設置されています。
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