「東海豪雨から20年 振り返り明日へ備える」パンフレット
東海豪雨20年を機に、関係機関と共にメッセージ動画の作成やパネル展示等さまざまな取り組みを行いました。東海豪雨の記憶や経験を風化させることなく、近年激甚化している豪雨災害に備えていただきたいという思いから、今回の取り組みやこれからの水防災の取り組みをまとめたパンフレットを作成しました。
パンフレットはこちらから
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あの東海豪雨から20年になりました
この9月で東海豪雨から20年になります。
東海豪雨災害を振り返り、地域とともに水災害に強い都市づくりをめざすために、愛知県、関係市町(県内)、国土交通省で「東海豪雨20年実行委員会」を組織しました。
この災害で得た教訓等を継承し、「自らの命は自らで守る」という意識の重要性を地域で一体になって考えていきます。
ロゴマーク
「東海豪雨20年」のロゴマークは、20の文字を1つの線で表し、水が流れるイメージとともに、東海豪雨から現在、さらに未来へ繋がっていく時間の流れを表現しています。また、濁った色から青色へのグラデーションは、豪雨災害からの復興をイメージしております。
東海豪雨20年実行委員会(令和2年2月18日設立)
東海豪雨 アーカイブ
東海豪雨の記録を未来へ繋げるため、被害や対策などを写真で振り返ります。
どんな豪雨だったの?
平成12年9月11日未明より、庄内川・新川流域では、記録的な豪雨となり、名古屋地方気象台は、11日 19:00に、時間最大雨量93mmを記録、11日未明から12日までの総雨量は、567mmとなり観測史上最大の降雨となった。
等雨量線図(総雨量)
名古屋地方気象台の年最大日雨量
河川は、どんな状況だったの?
庄内川の枇杷島観測地点(河口から約15km)では、平成12年9月12日4:30頃に過去最高水位を超える9.36mを記録し、約4時間にわたり計画高水位を上回る出水となった。愛知県が管理する新川の久地野地点(河口から約21km)では、約13時間にわたり計画高水位を超える出水となった。
庄内川 枇杷島地点の出水状況
新川 久地野地点の出水状況
庄内川 東海道新幹線庄内川橋
新川破堤箇所付近
小田井遊水地
新川洗堰
どんな被害があったの?
庄内川の越水、新川の破堤、内水氾濫により名古屋市周辺で19㎞2が浸水した。この水害によって約29,000人の住民が避難を強いられ、18,000戸を超える住家が被災した。
西枇杷島町
西枇杷島町
名鉄西枇杷島駅
名古屋市西区あし原町
どんな対応や対策をしたの?
新川 ポンプ車排水活動
国土交通省による排水活動(名古屋市西区こも原)
救援活動
名古屋市消防による救援活動(西枇杷島町)
庄内川 治水事業
- 河川激甚災害対策特別緊急事業
築堤(海部郡大治町)施工前
築堤(海部郡大治町)施工後
河道掘削(中川区大蟷螂町)施工前
河道掘削(中川区大蟷螂町)施工後
新川洗堰 施工前
新川洗堰 施工後
行事一覧 (令和2年9月1日現在)
「東海豪雨20年」に関する行事の情報を掲載します。(情報は、随時更新します。)
※新型コロナウィルス関連などの状況により、予定が変更となる場合があります。
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