東海豪雨10年の集いが開催されました。

東海豪雨を教訓に、防災を考える集い 
 今年は、平成12年9月11日~12日にかけて発生した東海豪雨から数えて10年になります。東海豪雨を振り返り、強いまちづくりにむけて、 沿川市町、愛知県、国土交通省でいろいろな取り組みが行われています。7月24日(土)には、北区役所と区政協力委員協議会が主催する『東海豪雨10 年の集い』が北区役所講堂で行われました。当事務所をはじめ行政、ボランティア団体などが協力し、東海豪雨の被害を教訓に、今一度防災について考えること を喚起する集いとなりました。

パネル展示等に感慨深く 
 定刻前から関係者をはじめ近隣の参加者が続々と集り、460名定員の講堂の席はぎっしりと埋まり、関心の高さをうかがわせました。

東海豪雨10年の集い

 講堂内外 には、被災状況や施策等のパネル・写真・防災用品の展示、簡易土のう作成の体験コーナー、きた災害ボランティアネットワークコーナーなどが展開されまし た。身近にあるもので防災グッズに役立てる工夫など、知恵と創意に満ちた展示は目を惹き、またパネルを見ながら「あのときは~だった」等、体験を振り返る 声が交わされました。

東海豪雨10年の集い

東海豪雨10年の集い
 

東海豪雨10年の集い

東海豪雨10年の集い

貴重な体験談も
 集いは、北区長・区政協力委員長の挨拶に始まり、東海豪雨のビデオ上映、西味鋺学区と楠学区の区政協力委員による体験談へと進みます。とくに四方を川で 囲まれた楠学区では約半数の世帯が水に浸かる被害を被り、豊富な写真とともに語られた被災状況は都市災害の怖さを強く訴えかけました。

東海豪雨10年の集い

東海豪雨10年の集い

 また、NPO法人レスキューストックヤード代表理事栗田暢之氏の講演「豪雨水害に備えて~災害救援NPOの現場から~ 」は、全国の災害例が具体的に挙げられ、実際に災害に見舞われたときにはどう行動したらいいかという判断の重要さを認識させられました。

東海豪雨10年の集い

過去の体験をこれからの防災に生かそう
 これからも東海豪雨のような災害が来るかもしれません。過去の体験を風化させることなく、日頃から防災の心構えと知恵の蓄積に留意しておくことが、家族と自分、地域を守るのに大切です。当事務所も情報の発信等、鋭意努力していく所存です。