「矢田・庄内川をきれいにする会」 第11回 日本水大賞 環境大臣賞受賞

 庄内川・矢田川流域の河川浄化や環境整備活動を行っている「矢田・庄内川をきれいにする会」が第11回 日本水大賞 環境大臣賞を受賞されました。
 日本水大賞は、安全な水、きれいな水、おいしい水にあふれる21世紀の日本と地球を目指し、水循環系の健全化に寄与するとことを目的とし、秋篠宮文仁親王殿下を名誉総裁とし、各分野の有識者を委員とする日本水大賞委員会が主催、国土交通省、関係各省庁、各関係機関が後援しています。
 「矢田・庄内川をきれいにする会」は昭和49年当時、陶磁器の大量生産に伴う洗水や企業の排水などにより悪臭を放つほどに汚染されていた庄内川において、「庄内川水系を汚すすべての汚染源に対し、きれいで快適な生活環境をとり戻し、次代へ引きつぐ」ことを目的として掲げ、活動を開始し、今年で活動35年の長きにわたり河川環境の回復活動を継続してこられました。
 「住民・企業・行政が三位一体とならなければ川はきれいにならない」、「我々は環境破壊の被害者であり加害者でもある」という姿勢の下、「川の汚れは心の汚れ」の看板の設置や住民の魚釣り大会等を実施し、一般の人々の目と足を川に集める行事をおこない、また、流域の企業、行政、環境団体と連携・協同して河川の浄化、環境整備に貢献されてきました。
 今回、その活動の継続性と発展性は環境保全・回復活動の見本となるものと高く評価され、環境大臣賞にふさわしいと判断され受賞されました。

受賞者コメント

 このたび、日本水大賞環境大臣賞を受賞いたしましたことは、庄内川河川事務所の方々をはじめ多くの方のご協力やお力添えの賜物と深く感謝いたします。
 今年35年を迎える会としましてこの受賞を機にアユの生息できる川を目指して頑張って参りますのでより一層のご協力ご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
     「矢田・庄内川をきれいにする会」 会長 宮田照由 氏

斉藤鉄夫環境大臣より表彰状を授与される宮田照由会長

斉藤鉄夫環境大臣より表彰状を授与される宮田照由会長