庄内川河口部の水辺空間の利活用を考える

「第10回 みなと川まちづくりを考える会」を開催
  「みなと川まちづくりを考える会」は、庄内川の河口部を地域住民にとって、身近な水辺空間として整備および利活用していこうと、名古屋市港区の庄内川沿川の明徳・当知・高木・神宮寺・港西・稲永・野跡・南陽学区の区政協力委員長の方々と、港区小学校長会会長、港区役所区民生活部まちづくり推進室等により組織され、一昨年度から協議を重ねています。
 平成23年1月6日(木)名古屋市港区役所で開催された「第10回みなと川まちづくりを考える会」では、クリーン大作戦2010秋の報告および今後の水辺活用などについて意見交換が行なわれたほか、環境整備工事の進捗状況について報告されました。

会議の様子

よりよい水辺空間にするために
 クリーン大作戦の参加者は2009年春以降は1000人を超える規模となり、回を重ねるごとに右肩上がりの増加となっていて、2010秋も1474人の参加者が集まりました。
  今後の水辺の利活用について名古屋市より、Eボートの体験乗船やヨシ原内を散策する「ヨシ原探検隊(案)」などについて提案されました。昨年12月に明徳橋左岸下流でヨシ原の利活用を目的として試験的に行われたヨシ刈りの状況や同当知地区の池跡を拠点とした、環境学習などの利活用や環境保全について提案されました。
  今後の水辺の利活用については、「川というのは子どもにとって水遊びの場所、せっかく整備しても、いちど来たらもういいやというようなものではなく、子どもの視点に立って、楽しいからまた来たいと思えるような場所にしていかないといけない」、「子どもの夢を育てる場所として、今後どのように発展、継続させていくかがとても重要ではないか」また、「堤防道路を通行するドライバーも含めて皆で庄内川を大切に利用していこうという内容の看板設置が必要」などのご意見をいただきました。
 「みなと川まちづくりを考える会」では今後も協議を重ね、地域の皆様とともに庄内川河口部が地域をはじめ多くの方々、とりわけ子どもたちに夢を育み愛される場所となるように整備、保全に取り組んでいきたいと考えています。