「矢田川子どもの水辺」を草刈り整備しました。~地域の協働による水辺の維持活動(除草作業)に23人が参加~

 名古屋市北区の矢田川河川敷にある「矢田川子どもの水辺」は、地域の子どもたちに自然体験に親しんでもらうため、生物多様性の維持に配慮しながら年間を通して整備されています。
 5月26日(木)には、矢田川子どもの水辺協議会実行委員を中心とするボランティア23人(当事務所職員含む)が今年度初めての水辺の除草、清掃作業を行いました。草刈り機、鎌を使って大人の背丈ほどに生い茂った草を刈り取り、レーキ(熊手)を使って刈り取った草を集め、トラックに積み込みました。また、子どもたちが滑って転んだりしないよう、水辺へ下りる階段の泥をデッキブラシ、竹ぼうきなどで取り除いたり、井戸のポンプの点検も行いました。

草刈り機による除草作業の様子
草刈り機による除草作業の様子
デッキブラシでの階段掃除の様子
デッキブラシでの階段掃除の様子
刈り取った草をトラックに積み込む様子
刈り取った草をトラックに
積み込む様子

 「矢田川こどもの水辺」は昆虫や水生生物など多種多様な生物のすみかとなっています。一部の草むらや水面に日陰を作る水辺付近を計画的に刈り残すなど、生態系も考えた整備を心がけています。

 6月には近隣の小学校の総合学習の予定が続くなど、利用者が増える夏場を目前に、子どもたちの安全を確保し、自然観察しやすいように整備する目的でこの時期に行われています。
 熱心な作業のおかげで、約3時間後にはスッキリきれいな景観になりました。

草の生い茂る水辺周辺
草の生い茂る水辺周辺
上流に架かるふれあい橋から見た作業後の「矢田川子どもの水辺」
上流に架かるふれあい橋から見た
作業後の「矢田川子どもの水辺」
参加されたみなさん
参加されたみなさん

除草作業は12月まで数回計画されており、今秋の「矢田川あそび2011」など大勢の家族連れが集まる行事の前にも行う予定です。
「もっと自然に触れて、自然を愛する心を養ってほしい」草刈り整備には、子どもたちへのそんな願いがこもっています。