水辺の利活用について意見交換 ~ 第8回矢田川子どもの水辺協議会 ~

 平成22年2月22日(月)、名古屋市北区役所にて、「第8回矢田川子どもの水辺協議会」が開催されました。この協議会では、「矢田川子どもの水辺」(下記参照)のよりよい運用を目指しています。
 今年度の活動として、子どもたちの遊び・環境学習では昨年度と同程度の利活用があったことや、施設内に堆積した土砂の除去、木陰整備、除草などの整備・維持管理の状況などが報告がされました。

受賞作品の写真

 また、研究機関からは、これまでの調査・研究で明らかになった河床形状、植生、水生生物の状況変化について報告がありました。
 今回の協議会では、これらについて認識を共有するとともに、維持管理や利活用における今後の課題について、委員の皆様から活発なご意見を頂きました。堆積土砂対策として実験的に施設に手を加えていく提案や、地域が協働で良好な水辺環境を維持していく提案など、今後の「矢田川子どもの水辺」の運用方針に関する大変有意義な会議となりました。
 協議会では、頂いたご意見を参考に、地域の皆さまに親しまれる水辺として活用を図っていく予定です。

「矢田川子どもの水辺」について

名古屋市街地に残された貴重な自然空間として、地域からの要望を受け、H18年9月に周辺地域の名古屋市区政協力委員長・小学校長、市民団体、学識者、自治体、河川管理者からなる「矢田川子どもの水辺協議会」を発足し、地域の子ども達に河川での自然体験に親しんでもらうため、多自然川づくりの技術も取り入れ、生物多様性の維持に配慮しながら整備(H20年3月完成)した。
子どもたちの遊び・学習の場の他、研究機関にも活用されている。