危機管理研修開催 ~水災害に関するノウハウを学ぶ~

  近年、全国的に集中豪雨による被害が多発している。名古屋市においても平成20年8月末豪雨では多大な被害が発生したところである。このような豪雨の経験を踏まえ、避難情報の多様な伝達手段の確立をはじめ、避難のあり方の検討、関係機関における危機感の共有等の課題が挙げられた。
  そこで、名古屋市をはじめ県、報道機関等の関係機関と連携し、減災にむけた社会実験の取り組みを進めているところであり、今後の水害に対する減災対策に向けて、防災担当職員の水害時における防災対応力の向上や円滑化を図るため、平成22年11月8日(月)10:30~17:15、名古屋市役所東庁舎8階の災害対策本部室にて、危機管理研修を開催した。

名古屋大学大学院 辻本教授 名古屋地方気象台 上杉調整官

  研修には、名古屋市の職員26名が参加し、名古屋大学大学院の辻本教授から「名古屋の水害脆弱さと減災の為の課題」、名古屋地方気象台の上杉気象防災情報調整官から「気象と防災気象情報の基礎知識について」、中京テレビの武居担当部長から「災害と情報伝達」等についてご説明していただき、フリーディスカッションでは、事前にいただいたアンケートに基づき、議論した。
研修参加者からは、「参考なった。」「次回も参加したい」という意見が多く寄せられた。

フリーディスカッションの様子 フリーディスカッションの様子