川遊びを通して自然と親しむ【久国幼稚園の川あそび体験を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、川あそび体験を支援しています。9月6日(金)には、「矢田川子どもの水辺」で、名古屋市北区にある久国幼稚園の年長組(5歳児)3クラス88名の川あそび体験を支援しました。会場となった「矢田川子どもの水辺」は、草刈りなどで整備し、さらに当日は早朝から安全確保のための会場準備を行い、ジャブジャブ川歩きや水生生物をタモ網で捕獲するガサガサ探検、お魚ふれあいウォッチングなどをサポートしました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●観察指導: NPO法人 土岐川・庄内川サポートセンター

活動状況0
ロープで囲われた安全な範囲内でサポートの人に見守られながら
元気にガサガサ探検に挑戦!


≪ジャブジャブ川に入って楽しい川遊び!≫
 当日は、気温30度を超える真夏日となりましたが、わずかな風が秋らしさも感じさせてくれる朝、スクールバス2台に乗って、久国幼稚園の年長組の園児たちが、引率の先生と一緒に「矢田川子どもの水辺」にやってきました。川遊び用の靴を履いて会場にやってきた園児たちは、そのまま元気に歩いて中洲に渡り、全員が安全のためライフジャケットを着せてもらい、川遊び体験の始まりです。
 最初は水に慣れるために、浅瀬をジャブジャブ歩く川歩きにチャレンジ。二列に並んで、少しひんやりした心地よい流れの中を、ジャブジャブ歩いて川の流れを楽しみました。その後、タモ網の使い方を教わり、サポートのみなさんに助けてもらいながら、川の流れの中で水生生物とりに挑戦。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、名前や特徴なども教えてもらいました。またタライに入った、ウナギにタッチするお魚タッチや、小魚を小さなタモ網ですくったり、間近で観察することも楽しみました。
 引率の先生からは、「安全のためのサポートをしっかりしていただけて、子どもたちにとっていい経験になったと思います。子どもたちの表情もすごくいい。本当に楽しんでいると思います。」付き添いのお母さんからは、「もっと深いのではと心配しましたが、きちんと浅い場所を囲って遊ばせてもらえて安心しました。子どもたちが喜んでいるのが、よくわかりました。」とのお言葉をいただきました。


会場準備・園児到着

活動状況1
会場となった中洲には
簡易トイレも準備されました

活動状況2
サポートのみなさんに見守られて
元気に中洲に渡りました

川遊びの注意点について

活動状況3

活動状況4

庄内川河川事務所調査課・渡辺地域連携グループ長からの注意点と
サポートのみなさんの紹介を行儀よく聞く園児たち

ジャブジャブ川歩き

活動状況5

活動状況6

ライフジャケットの着方を教わってから全員がライフジャケットを着用

活動状況7

活動状況8

サポートのみなさんに見守られ元気にジャブジャブ川歩き「楽しいな!」「気持ちいいね!」

ガサガサ探検

活動状況9

活動状況10

「いっぱい捕れたよ!」「あっ、逃げられちゃった!」「また、いた!」「見て見て、これ何?」
捕り方を教えてもらいながら、みんな楽しい川遊びに夢中!

活動状況11
みんなで捕まえたお魚を見せてもらい
卒園生の池田さんから名前も教えてもらいました

活動状況12
水槽の近くに寄って
お魚を間近で観察しました

お魚タッチプール

活動状況13
大きなたらいに入ったウナギにタッチ!
「ぬるぬるしてるね」「逃げちゃうよ」

活動状況14
みんなで捕まえた小魚をすくって
「ちっこくて可愛いね」「捕まえたよ!」

安全講話&帰園

活動状況15
庄内川河川事務所調査課 渡辺地域連携グループ長から
安全講話がありました

活動状況16
「ありがとうございました!」
園児たちからお礼の言葉をいただきました

活動状況17
「ありがとう」「楽しかった!」
中洲を渡りながらサポートのみなさんとハイタッチ!

活動状況18
「さようなら」スクールバスから手を振って
帰園する園児たち

●令和元年9月6日(金) 晴れ 気温 32℃
 水温 27℃  水質調査 pH7.0(パックテスト)  COD 2.0(パックテスト)  透視度 85cm

●捕れた生物(11種類)
 オイカワ、コイ、フナ、カダヤシ、コウライモロコ、カマツカ、トウカイコガタスジシマドジョウ、スミウキゴリ、
 テナガエビ、ヌマエビ属、モクズガニ