川遊びを通して自然と親しむ【愛知県立千種聾学校の自然体験学習を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、自然体験学習を支援しています。6月25日(火)には、「矢田川子どもの水辺」で、千種聾学校1年生と2年生、重複クラスの児童24名の自然体験学習を支援しました。会場となった「矢田川子どもの水辺」は、草刈りなどで整備し、さらに当日は早朝から安全確保のための会場準備を行い、ジャブジャブ川歩きや水生生物をタモ網で捕獲するガサガサ探検、お魚ふれあいウォッチングなどをサポートしました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●観察指導: NPO法人 土岐川・庄内川サポートセンター

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先生たちとサポートの人に見守られながらみんな元気にガサガサ探検!


 美しい青空が広がる朝、学校から河川事務所のマイクロバスに乗って、引率の先生と一緒に児童たちが「矢田川子どもの水辺」にやってきました。児童たちは、準備されたブルーシートの上で靴を川遊び用に履き替え、全員が安全のためライフジャケットを着せてもらい、川遊び体験の始まりです。
 最初は水に慣れるために、浅瀬をジャブジャブ歩く川歩きにチャレンジ。初めは川に入るのを少し怖がった児童たちも、すぐに慣れて少しひんやりした心地よい流れの中を、ジャブジャブ歩いて川の流れを楽しみました。その後、タモ網の使い方を教わり、サポートのみなさんに助けてもらいながら、川の流れの中で水生生物とりに挑戦。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、名前や特徴などを教えてもらったり、小さなカニに触れさせてもらったりしました。またタライに入った、大きなフナやナマズ、ウナギにタッチするお魚タッチも体験。男の子も女の子も、楽しそうにタライに手を伸ばして、大きなお魚も観察しました。
 同行してきた安藤教頭先生からは、「昔と違って、今の子どもたちは自然と触れ合う機会がなかなかないので、今日のように安全も確保した上で、しっかりサポートしていただき、自然を体験できる機会をいただけたことは、本当にありがたいです。また会場でのサポートに加えて、マイクロバスでの送迎もしていただけて、本当に感謝しかありません。」とのお言葉をいただきました。


園児到着・川遊び準備

活動状況1
児童たちが到着する前に活動する中洲に
白色と緑色のテントと簡易トイレを設置

活動状況2
河川事務所のマイクロバスに乗って
元気に河川敷にやってきた児童たち

川遊びの注意点について

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庄内川河川事務所調査課・渡辺地域連携グループ長からの注意点とサポートのみなさんの紹介を行儀よく聞く児童たち

ジャブジャブ川歩き

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全員がライフジャケットを着せてもらい元気にジャブジャブ川歩き 少しひんやりした流れが気持ちいいねっ!

ガサガサ探検

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活動状況8

捕り方を教えてもらいながら、みんな楽しい川遊び体験に夢中!

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佐藤さんが話すお魚の説明を
先生が手話で伝えてくださいました

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近くに寄ってエビやカニに直接ふれたり
水槽をのぞき込んでお魚を間近で観察

お魚タッチプール

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活動状況12

大きなたらいに入ったフナやマナズ、ウナギにみんな大喜び
ぬるぬるしているウナギが一番人気でした!

安全講話&帰園

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「ありがとうございました!」先生と
児童たちからお礼の挨拶をいただきました

活動状況14
名残を惜しみながら浅瀬を渡って
中洲から河川敷へ

活動状況15
準備されたテントの下でぬれた衣服を着替え
靴を履き替えて帰校の準備をする児童たち

活動状況16
最後に用意されたタンクの水で
手もきれいに洗いました

●令和元年6月25日(火) 晴れ 気温29℃
 水温25℃  水質調査 pH8.0(パックテスト)

●捕れた生物(12種類)
 オイカワ、タモロコ、モツゴ、コイ、フナ、カダヤシ、ナマズ、ゴクラクハゼ、テナガエビ、ヌマエビ属、モクズガニ、カエル不明瞭