6月6日(木)、小里川ダムの地元にある恵那市立山岡小学校4年生の児童25名が、自分たちが住む地域の防災施設である小里川ダムを訪れました。今回のダム見学は、小里川ダムを通して、ダムの目的やしくみを学ぶとともに、水と地域との関わりを学ぶ総合学習の一環として実施されました。
  当日、児童たちは学校からバスに乗って、引率の先生と共に道の駅「おばあちゃん市・山岡」に到着。歩いてふれあい橋を渡り、小里川ダム管理支所にやって来ました。初めに神野支所長から、小里川ダムの役割や大きさ、ダムができるまでの歴史などについて説明を聞き、その後、職員の案内でダムの中に移動しました。
  ダムでは、普段は一般解放されていないダムの心臓部「ゲート室」に入って、水が放流される放流口を間近で見たり、外とは別世界のようにひんやりとした空気が漂う「監査廊」を通ったり、展望テラスから山々を眺めたり、それぞれ職員の説明を受けながら見学しました。また、ペットボトルを使って、ダムの洪水調節のしくみを確認する実験も行い、ダムの役割や洪水調節のしくみを楽しく学びました。 
 
 小学校からバスで道の駅「おばあちゃん市・山岡」
 にやってきた児童たち 
 
 道の駅からふれあい橋を渡って管理支所へ
 橋から見た美しい「小里川ダム」 
 
 
 
 
 管理支所内で神野支所長から小里川ダムの説明がありました
 熱心にメモを取りながら説明を聞く児童たち 
 
 小里川ダム管理支所からダムに向かう途中で
 ダムの外観やゲートを見学 
 
 ダムの上の道路を歩いてダム内部への入口へ 
 
 修理用ゲート巻上機の説明に
 真剣に聞き入る児童たち 
 
 緊急時には戸外に出られる階段を見上げ
 ずっと続く長さにみんなびっくり 
 
 油圧式ゲート巻上機の模型を使ってゲートの
 仕組みを説明する原田係長(左) 
 
 全員がヘルメットを着用して
 秘密基地のようなゲート室に 
 
 巻き上げられたゲート機の下をのぞいて
 内側から放流口を見ました 
 
 ダムの上方部分にある展望テラスから広がる
 下流方面の景色や山々に感動です 
 
 
 
 
 ペットボトルを使った実験でダムの洪水調節のしくみを教えてもらいました
 説明を受けた後にグループごとに分かれて実際に実験して水の流れを確認 
 
 児童たちが学校から用意してきた
 質問の数々に答える神野支所長 
 
 最後に児童たちから
 お礼の言葉をいただきました 
  用意されていたダムのサイズや水量に関する質問の他に、「小里川ダムの良いところ、自慢できることは、どんなことですか?」との質問がありました。「いつでも中に入って、見学できるところが魅力だと思います。そういうふうに開放しているダムは、日本全国でもそんなに多くはありません。あと丸みを帯びた造りや形も、カッコいいと思っていますよ。」と神野支所長が答え、児童たちは嬉しそうにうなずいていました。
  引率の先生からは、「学校で授業として学ぶよりも、実際に自分の目で見て体験した方が、子どもたちにとってわかりやすくていいと思います。地元にダムがあるおかげで、よい機会をいただけたと感じています。」との言葉をいただきました。 
 
 迫力あるダムを背景にダム職員も参加して記念撮影