川遊びを通して自然と親しむ【名古屋市立大野保育園の川あそび体験を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、川あそび体験を支援しています。6月4日(火)には、「矢田川子どもの水辺」で、大野保育園の年長組(5歳児)27名と年中組(4歳児)24名の川あそび体験を支援しました。会場となった「矢田川子どもの水辺」は、草刈りなどで整備し、さらに当日は早朝から安全確保のための会場準備を行い、ジャブジャブ川歩きや水生生物をタモ網で捕獲するガサガサ探検、お魚ふれあいウォッチングなどをサポートしました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●観察指導: NPO法人 土岐川・庄内川サポートセンター

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ロープで囲われた安全な範囲内でサポートの人に見守られながら元気にガサガサ探検に挑戦!


≪ジャブジャブ川に入って楽しい川遊び!≫
 美しい青空が広がり、心地よい風が爽やかな朝、ふれあい橋を渡って大野保育園の年長組と年中組の園児たちが、引率の先生と一緒に元気よく歩いて「矢田川子どもの水辺」にやってきました。園児たちは、準備されたブルーシートの上で靴を川遊び用に履き替え、全員が安全のためライフジャケットを着せてもらい、川遊び体験の始まりです。
 最初は水に慣れるために、浅瀬をジャブジャブ歩く川歩きにチャレンジ。初めは川に入るのをためらつていた園児たちも、すぐに慣れて少しひんやりした心地よい流れの中を、ジャブジャブ歩いて川の流れを楽しみました。その後、タモ網の使い方を教わり、サポートのみなさんに助けてもらいながら、川の流れの中で水生生物とりに挑戦。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、名前や特徴なども教えてもらいました。またタライに入った、大きなフナやウナギ、ミシシッピアカミミガメにタッチするお魚タッチも楽しみました。
 同行してきた園長先生からは、「河川事務所の方に、会場の整備からサポートまでしていただけて、感謝しています。矢田川の自然と触れ合う機会を、園児たちはとても楽しみにしていますし、河川敷に着くまでのお散歩も、舗装されていない砂利道を歩くことができて、体幹を鍛えるのに役立つと考えています。どちらも園児たちにとって貴重な体験です。本当にありがたいですね。」とのお言葉をいただきました。


園児到着・川遊び準備

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歩いて会場にやってきた園児たち
最初に川遊び用の靴に履き替えました

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サポートのみなさんに見守られて
ちょっぴりドキドキしながら中洲に渡りました

川遊びの注意点について

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庄内川河川事務所調査課・渡辺地域連携グループ長からの注意点と
サポートのみなさんの紹介を行儀よく聞く園児たち

ジャブジャブ川歩き

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全員がライフジャケットを着せてもらい列になって元気にジャブジャブ川歩き

ガサガサ探検

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「やった、何かいたよ!」「捕まえたの何かな?」「いたいた、すごい!」
捕り方を教えてもらいながら、みんな楽しい川遊び体験に夢中!

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みんなで捕まえたお魚を見せてもらい
佐藤さんから名前も教えてもらいました

 

お魚タッチプール

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大きなたらいに入ったフナやウナギ、ミシシッピアカミミガメにみんな大喜び
「ぬるぬるしてるよ」「ちっちゃなミドリガメが、こんなに大きくなるんだね」

安全講話&帰園

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「お魚はゴミを捨てないよ。みんなはゴミを
捨てないでね」佐藤さんと園児たちがお約束

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庄内川河川事務所調査課・渡辺地域連携
グループ長から安全講話がありました

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「ありがとうございました!」園長先生と
園児たちからお礼の言葉をいただきました

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洋服も靴も着替えて
元気に帰る園児たち

●令和元年6月4日(火) 晴れ 気温25.5℃
 水温24℃  水質調査 pH7.5(パックテスト)  COD 6.0(パックテスト)

●捕れた生物(17種類)
 アユ、オイカワ、タモロコ、モツゴ、コイ、フナ、カダヤシ、ブラックバス、カマツカ、ゴクラクハゼ、テナガエビ、ヌマエビ属、
 モクズガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(?)、ヤゴ(?)、ミシシッピアカミミガメ