川遊びを通して自然と親しむ【名古屋市立鳩岡保育園の川あそび体験を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、川あそび体験を支援しています。5月31日(金)には、「矢田川子どもの水辺」で、鳩岡保育園児の年長組(5歳児)26名の川あそび体験を支援しました。会場となった「矢田川子どもの水辺」は、前もって階段掃除をしたり、草刈りなどで整備し、さらに当日は早朝から安全確保のための会場準備を行い、ジャブジャブ川歩きや水生生物をタモ網で捕獲するガサガサ探険、お魚ふれあいウォッチングなどをサポートしました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」

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ロープで囲われた安全な範囲内で、一人ずつタモ網をもらって元気にガサガサ探険に挑戦!


≪ジャブジャブ川に入って楽しい川遊び!≫
 前日までの暑さも少し和らぎ、雲の広がりが川遊びにちょうど良い気温となった朝、ふれあい橋を渡って鳩岡保育園の年長組の園児たちが、引率の先生と一緒に元気よく歩いて「矢田川子どもの水辺」にやってきました。園児たちは、靴を川遊び用に履き替え、全員が安全のためライフジャケットを着せてもらい、川遊び体験の始まりです。
 最初は水に慣れるために、浅瀬をジャブジャブ歩く川歩きにチャレンジ。少しひんやりした川の流れが心地よく、初めはゆっくり歩いていた園児たちも、途中からは元気よくジャブジャブ歩いて川の流れを楽しみました。その後、タモ網の使い方を教わり、サポートのみなさんに助けてもらいながら、思い思いに水生生物とりに挑戦。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、名前や特徴なども教えてもらいました。またタライに入った、大きなフナやウナギ、ナマズにタッチするお魚タッチも楽しみました。
 同行してきた園長先生からは、「河川事務所の方に会場を整備していただいて、安全に遊ばせていただけ、子どもたちが普段はできない体験をできることは、本当にありがたいです。また、日頃はもの静かな子も、今日は生き生きと元気な顔を見せてくれて嬉しいですね。」とのお言葉をいただきました。


園児到着・川遊び準備

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歩いて元気に会場にやってきた園児たち

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川遊び用の靴に履き替えてサポートのみなさんに
見守られながら中洲に渡りました

川遊びの注意点について

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庄内川河川事務所調査課・渡辺地域連携グループ長から注意点とサポートのみなさん紹介がありました

ジャブジャブ川歩き

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全員がライフジャケットを着せてもらい列になって元気にジャブジャブ川歩き

ガサガサ探検

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「ちっちゃいエビちゃん、いたよ!」「何か変わったのいる!」「ヤゴはトンボの赤ちゃんだよ」
捕り方や名前を教えてもらいながら、みんな楽しい体験に夢中です!

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みんなで捕まえたお魚を見せてもらい
間野さんから名前も教えてもらいました

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婚姻色が美しいオイカワの
オス(左)とメス(右)もいました

お魚タッチプール

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大きなたらいに入ったフナやウナギ、
ナマズにみんな大喜び「ぬるぬるしてるよ」

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初めは見るだけだった園児も
勇気を出してそっとタッチ!

お魚リリース&安全講話

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みんなで捕まえたお魚を川にリリース
「元気でね!」「ありがとう!」

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庄内川河川事務所調査課渡辺地域連携グループ長
から安全講話もありました

帰園

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洋服も靴も着替えて帰園の準備

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「ありがとうございました!」
園児たちからお礼の言葉をいただきました

●令和元年5月31日(金) くもり 気温27.5℃  水温22℃  水質調査 pH7.5(パックテスト)  COD 8.0(パックテスト)

●捕れた生物(16種類)
 オイカワ、タモロコ、コイ、フナ、メダカ、カダヤシ、ブラックバス、カマツカ、ドジョウ、ナマズ、
 ゴクラクハゼ、スミウキゴリ、テナガエビ、ヌマエビ属、モクズガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)