毎年春と秋に開催され、今回で第30回目を迎える「藤前干潟クリーン大作戦」が、5月18日(土)に名古屋市港区の藤前干潟、庄内川及び新川の河口付近において開催されました。今回は、30回目という記念の開催となったことに加えて、「昨年秋の台風・高潮による漂着ペットボトルを一掃!」というスローガンを掲げて実施されたもので、多くの参加者が集い充実したクリーン活動を行いました。
また同時開催として、港区の庄内川に接する学区会場（自治会）において、名古屋市の「全市一斉クリーンキャンペーン」の一環となるクリーン大作戦も実施されました。
今春も、庄内川・新川中堤防及び藤前会場において、市民団体で組織される藤前干潟クリーン大作戦実行委員会主催の「藤前干潟クリーン大作戦」が開催されました。
当日はほどよく雲が広がり、風が強かったものの活動しやすい好天に恵まれ、愛知県だけではなく上下流交流の一環として、岐阜県多治見市の中学生も参加するなど、市民団体や企業、学生など９９６人が参加。参加者を6班に分けて、それぞれが中堤の区域ごとにゴミを集め、１，３４７袋分(一般家庭用ゴミ袋45L)のゴミを回収しました。
清掃活動後には、メインの中提会場において交流会が行われ、参加したみなさんに名古屋市高年大学港鯱城会OBのみなさんによる、炊き出しの防災おにぎりとイノシシ肉の入った味噌汁がふるまわれました。
中堤会場には大日本土木株式会社の
協力による仮設トイレも設置されました
受付には休日の朝にも関わらず
市民団体や企業など家族単位での参加者も
参加者のみなさんを6班に分け庄内川0.8km付近に１班、庄内川2.1km～3.4kmまでに残りの5班で清掃活動を実施
それぞれが担当した区間で
安全面に注意しながらゴミ拾い
斜面の下で集めたゴミの引き上げに
ちびっこたちも大活躍
不燃・可燃・資源だけではなく
危険物もきちんと分別
作業の合間に水分補給
お茶と塩タブレットが配られました
6ヵ所それぞれにみんなで拾い集めた大きなゴミの山ができました
ヨシ原に沈み込むようにペットボトルやゴミが何層にも重なっていた中提先端から0.8km付近の新川側
作業後は土が見えるほどすっきりときれいに
交流会で挨拶する藤前干潟クリーン大作戦
実行委員会・坂野委員長
交流会の挨拶で感謝の意を述べる
庄内川河川事務所・西事務所長
開催当初の15年前に庄内川河川事務所の
事務所長だった浅野氏が30回記念に特別参加
中部大学の学生と多治見市北陵中学校、笠原中学校の
みなさんが庄内川の上中下流部の水質検査結果を発表
名古屋高年大学港鯱城会のみなさんによる
炊き出し防災おにぎりと味噌汁がふるまわれました
作業後に仲間で集まって食べるおにぎり
疲れも吹き飛ぶおいしさです
藤前干潟と宮の渡しのヨシで作った
ヨシバイオ肥料を希望者にプレゼント
歌とギターで会場を盛り上げてくださった
毎回おなじみの長谷川パンダさん
モリゾーとキッコロの登場に
ちびっこたちが大喜び！
東海テレビ、NHK、CBC、テレビ愛知、中日新聞社など
多くの報道関係者が取材に
交流会に参加したモリゾーとキッコロも一緒に記念撮影
参加・協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
★この取組は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成と、一般財団法人セブンイレブン記念財団助成を受けて実施されました。
次回は令和元年10月26日(土)に開催を予定しています。
今秋の開催にも、多数のみなさんの参加とご協力をお願いいたします！
名古屋市の「全市一斉クリーンキャンペーン」の一環として、港区の流域にある８学区（明徳学区、当知学区、高木学区、神宮寺学区、港西学区、野跡学区、南陽学区（２会場）、福田学区）において、地域のみなさんを始め、市民団体、企業で構成している庄内川災害対策協力会＊ 等の参加によるクリーン大作戦も同時に実施されました。当日は、５１８人が参加し、６８７袋分（一般家庭用ゴミ袋45L）のゴミを回収することができました。
＊一般社団法人庄内川災害対策協力会は庄内川河川事務所が管理する庄内川で豪雨・洪水・高潮・地震又はその他の異常な自然現象等により災害が発生した際の河川施設の応急対策等に協力することを目的として組織された地域の建設業者３６社から構成される団体です。
野跡学区会場で活動に参加しゴミ袋を配る
庄内川河川事務所・西事務所長
野跡学区会場での活動の様子
野跡学区会場での清掃活動の様子
野跡学区会場で活動してくださった
みなさんと集められたゴミの山
その他の学区会場の清掃活動の様子