小里川ダムは、堤体内部を一般開放しており、希望者は自由に見学することができます。また見学の予約をすれば、職員の案内で自由見学では入ることができない「ゲート室」や「監査廊」にも入ることができます。しかし、小里川ダムには予約制の見学会でも案内していない魅力的な場所が、まだまだたくさんあります。そこで、小里川ダムを地域の観光資源としてより活用するために、多様化する見学者のニーズを把握する機会として、見学会及び意見交換会を企画しました。
3月2日(土)に、ダムに興味や関心のある方の参加を募り、今まで予約制の見学会でも案内していない「修理用ゲート」や、森と湖に親しむ旬間の見学会で好評であった「転流工跡地」などを中心とした見学会と、見学終了後に今後の小里川ダム見学に関する意見交換会を併せて開催しました。
● 申込条件: | 高校生以上 |
● 開催日時: | 平成31年3月2日(土) ①10:00~ ②13:00~(約120分程度) |
● 募集人数: | 各回5名 |
小里川ダム管理支所
参加者のみなさんに見学会の概要を説明
管理支所を出てダムの外観を見ながら
ダムに向かうみなさん
修理用ゲート(常用洪水吐の点検・修理時に流水を遮断するためのゲート)
全員が安全帯を着用して修理用ゲートへ
通常見学では絶対には見ることができない
修理用ゲートの裏側
長い下り階段も安全帯をパイプに
引っ掛けながら少しずつ移動
初めて間近で見るゲートと眼下に見える景色に
感激する参加者のみなさん
ゲート巻上機&監査廊
修理用ゲートを巻き上げする機械を見学
点検用通路と緊急時の避難路を兼ねる
監査廊を見学
常用洪水吐ゲート室
ゲートを開閉する油圧式ポンプの動きを
手作りの模型で説明
ダムの心臓部ともいえるゲート室を見学
低水放流設備&通廊ギャラリー
発電所で発電を行わないときに使用する
放流設備
通廊にはダムに関する情報パネルがいっぱい
流転工跡地(ダム建設時に小里川の流れを迂回させた仮排水路跡地のトンネル)
ダム建設時に小里川の流れを迂回した
仮排水路跡地のトンネル(転流工跡地)へ
長い階段を下りていよいよ
転流工跡地の入口に
真っ暗なトンネルの中を
ヘッドライトで照らしながら奥へ
トンネル内から見た出口の景色
空気もひんやり
展望テラス&下流広場
下に見える小里川の流れや遠くに広がる山々
ダムの上部を見上げられる展望テラス
下流広場から見上げる雄大な小里川ダム
意見交換会
ダムが好きで各地のダム巡りをしているという
参加者のお二人と意見交換
見学後に管理支所で行われた意見交換会では、「ゲートを直にタッチできるのは、すごくステキ」「他のダムでは公開していない、普段入ることができない場所に行けることは、ダム好きにとって大きな魅力」「ダムは大きな施設ですが、遠くから見るのと、近くから見るのでは迫力が全然違う」「仮排水路跡地のトンネルは、暗くて少し怖い感じですが、そんなに危険でもなくて涼しいし、見学させてもらえたら子供でも喜びそう」「ツアーを初級向けや上級向けなど内容によって分けてもらえると、ダム初心者からダム好きな人までそれぞれが楽しめると思う」等々、貴重なご意見の数々をいただきました。