平成31年1月17日(木)、当知小学校(名古屋市港区)の5年生90名を対象に、庄内川左岸明徳橋下流の当知池周辺の河川敷において、来年自分たちが受け取る卒業証書の原材料になるヨシの刈り取り作業を行いました。
今回で6回目となるこの取り組みは、庄内川河川敷でのヨシ刈りを通じて、地域を流れる庄内川の自然に関心を持ち、自分たちの地域に愛着を持ってもらえるよう、毎年、地元当知学区が主催している河川環境学習イベントです。当日は、穏やかな日となり学区のみなさんのサポートを受けながらヨシ刈りを実施しました。作業後には学校で、印刷会社である大日本印刷の八橋さんからヨシについて学ぶとともに、ヨシによって河川の水質浄化や藤前干潟の生物多様性の保全につながることを教えてもらいました。
庄内川河川事務所では、地域で実施されているこうした様々な取り組みを積極的に支援しています。今回も子どもたちが安全にヨシ刈り体験ができるよう、実施場所周辺の事前整備やヨシの収集作業などを支援しました。
●日 時: | 平成31年1月17日(木)9:30~12:30 |
●場 所: | 庄内川左岸明徳橋下流(当知池周辺の河川敷)、当知小学校 |
●主 催: | 当知学区のみなさん |
●後 援: | 大日本印刷株式会社、大日本商事株式会社、DNP田村プラスチック株式会社、 株式会社DNPロジスティクス、山田兄弟製紙株式会社、庄内川河川事務所 |
会場準備
会場には仮設トイレも設置
学区のみなさんに見守られながら
児童たちが会場に到着
イベントの開催状況
当知学区区政協力委員会の犬飼委員長の挨拶
ヨシを使った卒業証書制作について
話をする宇佐美教頭先生
ヨシ刈りについて説明を聞く児童たちと
支援者のみなさん
長靴に履き替え軍手をして準備する児童たち
当知学区のみなさんにヨシとオギの見分け方を教えてもらいながらヨシ刈り作業を体験
慣れない作業に頑張っている児童たち
みんなで刈り取ったヨシはヨシ紙作りに
不要な穂先を切り落として束に
収穫したヨシは製紙工場へ運ばれます
児童の代表者から支援者のみなさんに
お礼の言葉がありました
刈り取ったヨシの束を前に置いて参加者全員での記念撮影
帰校後のヨシ学習
児童たちは、ヨシ刈りを終えて帰校した後、大日本印刷の八橋さんから地球環境にやさしい「ヨシ紙」の話や、葦(ヨシ)という植物のこと、ヨシを使った卒業証書ができるまでの話などについて、わかりやすく説明してもらいました。
また、今回のように枯れたヨシを刈り取ることによって藤前干潟の自然保護にも役立つことが評価され、国連生物多様性の10年日本委員会より「藤前干潟を守る“庄内川ペーパー”プロジェクト活動」として国連と連携した事業に登録されていることや、地球の生き物のために良い活動をおこなったとして同委員会より「生物多様性アクション大賞」に選ばれたことなども教えてもらいました。
当知小学校のプレイルームで大日本印刷株式会社の八橋さんからヨシについて多くのことを教わりました
![]() |
![]() |
![]() |
国際連携事業登録証 | 生物多様性アクション大賞入賞 |