庄内川河川事務所と一般社団法人庄内川災害対策協力会は、平成24年3月に『災害又は事故における緊急的な応急対策の支援に関する協定書』を締結しています。この協定は、地震・大雨等、異常な自然現象及び予期できない災害又は事故の場合で、庄内川河川事務所が管理又は工事中の施設において、発生した災害又は事故の緊急的な応急対策に関し、人員・資機材等の派遣手続きを定め、被害の拡大防止と被災施設の早期復旧に資することを目的としています。
これまでに、庄内川河川事務所と災害対策協力会は、災害時に備えて操作訓練、危険箇所の合同巡視、連絡調整会議や、工事現場の安全パトロール等を実施しています。また近年における災害派遣の実績としては、平成25年9月「台風18号豪雨」の京都府派遣や、平成26年10月「御嶽山噴火」の長野県木曽郡王滝村派遣、平成27年9月「鬼怒川破堤」の茨城県常総市派遣、平成30年7月「西日本豪雨」の岡山県倉敷市真備町派遣があります。
今回は、平成30年7月「西日本豪雨」の岡山県倉敷市真備町に緊急出動し、災害応急支援作業等に携わってくださった災害対策協力会の皆様にお集まりいただき、現場での活動報告や感想、ご意見等を伺う意見交換会を8月31日(金)、庄内川河川事務所にて実施しました。
意見交換会には災害対策協力会から14名、庄内川河川事務所から関係職員14名が出席
挨拶
協力会の支援活動に感謝の意を述べる
庄内川河川事務所 西事務所長
挨拶する庄内川災害対策協力会
榑沼運営委員
災害対策支援作業対応者報告&意見交換
参加してくださった皆様から、現場で支援活動を実施した感想として、「訓練したことが、現場で生かされたので、今後も訓練の機会を多く設けてほしい」「現地の一般道路の通行止め状況などの情報が少なく、混乱している現場では、必要な情報を得る手段が不足していた」「排水作業のために向かったが、現場では人命救助が最優先であることを痛感した」「トイレがなくて困った」「暑さ対策も必要不可欠と感じた」「持ち込んだポンプが優れていて、スムーズな排水作業ができた」など、貴重なご意見の数々をいただきました。また、災害対策協力会の委員や事務局からは「協力会のメンバーであることを示すユニフォーム等の必要性を感じた」「仮に庄内川が支援される立場になった場合には、協力会として現場の状況を発信できるように努めたい」など、今後の活動に向けた積極的なご意見もいただくことができました。
司会進行役を務めた
庄内川河川事務所 松原副所長(中央)
左から株式会社山田組 山川伸次様、
毛利尚弘様、黒田誠様、奥原大介様
左から水野建設株式会社 早矢仕倫治様、
カプロオル ムスタファ シュクル様、倉橋孝幸様
左から大興建設株式会社
渡辺紀文様、金森浩康様
左から昭和土木株式会社
阿南克政様、伊藤順夫様
左から事務局 木全満様、
地域連携委員 山下正一様、
運営委員 榑沼昌明様
閉会の挨拶をする
庄内川河川事務所 浅沼副所長