身近な川遊びで自然と親しむ【名古屋市立大野保育園の川あそび体験を支援しました】

 庄内川河川事務所では、子どもたちが楽しく川遊びを体験することで、川への理解を深め、川にすむ水生生物を間近に見たり直接触れることで、身近な自然と親しむ機会となる、川あそび体験を支援しています。6月8日(金)には、「矢田川子どもの水辺」で、大野保育園児の年長組26名と年中組23名の川あそび体験を支援。早朝から安全確保のための会場準備を行い、ジャブジャブ川歩きや水生生物をタモ網で捕獲するガサガサ探検、お魚ふれあいウォッチングなどをサポートしました。

●開催場所: 名古屋市北区 矢田川ふれあい橋下流右岸「矢田川子どもの水辺」
●観察指導: NPO法人 土岐川・庄内川サポートセンター

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一人ずつタモ網をもらってみんな元気にガサガサ探検!


≪ジャブジャブ川に入って楽しい川遊び!≫
 少し雨が心配される曇り空となった朝、ふれあい橋を渡って大野保育園の年長組と年中組の園児たちが、元気よく歩いて「矢田川子どもの水辺」にやってきました。靴を川遊び用に履き替え、全員が安全のためライフジャケットを着せてもらい、川遊び体験の始まりです。
 最初は、水に慣れるための川歩きにチャレンジ。心地よい川の流れに、初めはゆっくり歩いていた園児たちも、途中からは元気よくジャブジャブ歩いて川の流れを楽しみました。その後タモ網の使い方を教わり、サポートのみなさんに助けてもらいながら、水生生物とりに挑戦。捕まえた水生生物は水槽に入れて観察し、名前や特徴なども教えてもらいました。その後、水槽に入れられたお魚を間近に寄って観察したり、タライに入った大きなコイにタッチして楽しみました。
 同行してきた園長先生からは、「今の子どもたちは、自然と触れ合う機会がなかなかないので、こうして川遊びができる機会を作っていただけることは、とてもありがたいですね。さらに安全に遊ばせていただけるだけではなく、色々なことも教えていただける。園児たちが広々とした空間で、のびのび楽しんでいる姿を見られるのも嬉しいです。」とのお言葉をいただきました。

園児到着・川遊び準備

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保育園から元気に歩いて
河川敷までやってきた園児たち

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川遊び用の靴に履き替えて
サポートのみなさんに見守られながら中洲に渡りました

川遊びの注意点について(安全講話)

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庄内川河川事務所調査課山田地域連携グループ長からの
注意点を真剣に聞く園児たち

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全員がライフジャケットを着せてもらい
川遊びの準備OK

ジャブジャブ川歩き

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川の水に慣れるため列になって元気よくジャブジャブ川歩き

ガサガサ探検

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最初にタモ網の使い方を教わりました

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「みてみてお魚いるよ!」「これ何かな?」

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川で捕まえたお魚を見せてもらい
名前も教えてもらいました

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婚姻色が美しいオイカワの
オスとメスたちもいました

お魚タッチプール&お魚観察

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大きなコイにみんなでタッチ
「ぬるぬるしてるね」「つるつるだよ」

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みんなで捕まえたお魚の水槽を間近で観察
「かわいいね」「元気に泳いでるよ」

川遊びを終えて

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「川にゴミを捨てないようにしようね!」
「ハーイ」元気な声でお約束

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園長先生と園児からサポートのみなさんに
お礼の言葉がありました

帰園

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川遊びでぬれた服や靴を着替えて
「楽しかった!」「ありがとう!」元気に岐路につく園児たち

●平成30年6月8日(金) 晴れ 気温26℃
 水温23℃ 水質調査 pH7.0(パックテスト) COD 4.0(パックテスト) 透視度 約80cm

●捕れた生物(21種類)
 アユ、オイカワ、タモロコ、コイ、フナ、ニゴイ、カダヤシ、ブルーギル、ブラックバス、ウキゴリ、ゴクラクハゼ、ヌマチチブ、
 テナガエビ、スジエビ、ヌマエビ属、モクズガニ、ヤゴ(ハグロトンボ)、ヤゴ(コヤマトンボ)、ヤゴ(コオニトンボ)、
 ミシシッピアカミミガメ、マシジミ