6月5日(火)、小里川ダムの直下流に位置する瑞浪市立稲津小学校4年生の児童27名が、自分たちが住む地域の防災施設である小里川ダムを訪れました。今回のダム見学は、小里川ダムを通して、ダムの目的やしくみを学ぶとともに、水と地域との関わりを学ぶ総合学習の一環として実施されました。
当日、児童たちは、マイクロバスに乗って、引率の先生と共に管理支所に到着。初めに小里川ダム管理支所の小池管理第一係長から、小里川ダムの目的や大きさ、ダムができるまでの歴史などについて説明を聞き、その後、職員の案内でダムの中に移動しました。
ダムでは、普段は一般解放されていないダムの心臓部「ゲート室」に入って、水が放流される放流口を間近で見たり、外とは別世界のようにひんやりとした空気が漂う「監査廊」を通ったり、それぞれ職員の説明を受けながら見学しました。また、ペットボトルを使って、ダムの洪水調節のしくみを確認する実験も行い、ダムの役割や洪水調節のしくみを楽しく学びました。
小学校からマイクロバスに乗って
管理支所までやってきました
小池管理第一係長の説明を
熱心に聞く児童たち
小里川ダム管理支所からダムに向かう途中、まずは外からダムの外観やゲートを見学
ダムの上の道路を歩いて
内部への入口に到着です
修理用ゲート巻上機の説明に
真剣に聞き入る児童たち
全員がヘルメットを着用して
秘密基地のようなゲート室を見学
ダムの上方部分にある展望テラスからは
下流方面や連なる山々を一望できて感激!
ペットボトルを使った実験でダムの洪水調節のしくみを学習説明を受けた後に、
各自で実際に実験して確認しました
通路にはダムに関する情報パネルがいっぱい
見ながら学べるお勉強スペースです
元気に何人もの手が上がった
質疑応答タイム
学校で教科書を見て学ぶお勉強とは違って、実際に迫力あるダムの外観を見たり、内に入って、大きなゲートやゲート巻上機を見たり、長く続く通廊を歩く体験型の勉強に、児童のみなさんは生き生きとした表情で楽しそう。質疑応答タイムには、さまざまな質問が相次ぎ、「ダム管理のお仕事の中で、大変なことは何ですか?」との質問に、「雨の時でも、夜中でも、災害の時でも、何かあればすぐにダムに駆けつけなければならないことですね。それが、下流のみなさんを守るダム職員の仕事ですから。」と聞いて、仕事の大変さに驚いていました。
今回の見学には、岐阜新聞、中日新聞、東濃ニュース、瑞浪市役所の広聴・広報課も取材のため同行。引率の先生からは、「総合学習として、地域の自然について勉強しているので、こうして実際にダムの中を見学させてもらい、いろいろな説明をしていただけるのは、ありがたいですね。」とのお言葉をいただきました。
迫力あるダムを背景にして記念撮影