庄内川の河川敷公園で洪水に備えた訓練を実施しました ~河川敷グラウンド等にある施設の搬出・転倒訓練を実施~

 庄内川には、河川管理者から占用許可を得て、利用されている公園やグラウンドなどがあります。
 こうした施設では、台風等の非常時に高水敷にまで達する洪水が発生した場合、河川内の洪水を支障なく流下させるため、トイレ、バックネットなど、流下に支障がある施設を、搬出するか転倒させることが必要となります。
 このため毎年、出水期前に、施設管理者の方々により、それぞれの施設点検や撤去順序の確認等を兼ねた、占用施設の撤去訓練が行われています。
 占用者が公益財団法人・河川財団となっている庄内川幸心健康公園では、当事務所職員も立ち会い、6月4日に今年度の訓練が行われました。

●開催日時: 平成30年6月4日(月)10:00~
●開催場所: 庄内川幸心健康公園(名古屋市守山区幸心・・・庄内川左岸河川敷)

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訓練のため集まった施設管理者と利用者のみなさん


【利用者のみなさんも参加】
 庄内川幸心健康公園は、勝川橋を挟んで上流がゴルフ練習場として、下流が野球グラウンドとして活用されています。グラウンドは、シニアのソフトボールチームや婦人ソフトボールチーム、子どもの野球チームなどに利用されています。毎回の訓練には施設管理者だけでなく、利用者のみなさんも参加してくださり、今回も52名で訓練が行われました。
 参加した利用者の方から「増水して設置物が流されたたことは何度もあるので、こうした訓練は大切だと思っています。グラウンド横にパークゴルフ場もでき、さらに利用者が増えると思いますし、みんなで利用させていただけることはありがたいです。」とのお言葉をいただきました。

活動状況1

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グラウンド内のバックネットはポールもネットも倒して搬出

活動状況3
次々とトラックに積み込まれる
グラウンドの施設用具

活動状況4
ゴルフ場の受付ハウスやトイレ施設も
クレーン車で釣り上げてトラックで搬出

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トイレや道具入れ倉庫など各施設が搬出され
すっきりと片付いたグラウンド

活動状況6
訓練終了後の講評を述べる
庄内川河川事務所の宮地副所長